「狗賓童子の島」を読んで
飯嶋和一作品が好きです。反権力、庶民の目で描く。
『出星前夜』を読んで感心したので『星夜航行 』を図書館に
リクエストしたら42人待ち
こんなにこういう本を求める人が多いから世の中変わるはず、希望持ちます。
その間に広瀬隆「日本近代史入門黒い人脈と金脈」を借りてきました。
他に国家の犯罪 時宜えた出版として中日新聞に紹介された「袋小路の人々」「サダと二人の女」を予約しています。
島原の乱の蜂起2万7000~3万7000人、壮年の男は5000人しかいなかった。後は女、子供、老人だった。
7月22日は「マグダレナのマリアの祝日」で女人たちの特別な祝祭日。
夜通しの盛大な祭りが行われた。「罪女」がキリストの復活を最初に確認したのだ。
この日本の戦乱の時代、女人は男の所有する家財道具、後継ぎを産む道具、贈答品だった。そんな時代にヴァリャーノをはじめとしてすぐれた宣教師が「女たちもまた神によって作られた同じ救済を受けるべき価値と権利を持った存在であることを教えた。彼女たち一人ひとりの人格と魂は、全世界の権力や価値にも勝る尊いものとして確認されることとなった。男たちによって押し付けられた、罪や汚れ、世の中の不当な仕組みから解放されるべき尊い存在であることを知るにいたった「聖母マリア」の生誕の祝日より南目の女たちにとって重要な一日だった。こういうことを書いてくれる作者には感謝。
7月22日は「マグダレナのマリアの祝日」で女人たちの特別な祝祭日。
夜通しの盛大な祭りが行われた。「罪女」がキリストの復活を最初に確認したのだ。
この日本の戦乱の時代、女人は男の所有する家財道具、後継ぎを産む道具、贈答品だった。そんな時代にヴァリャーノをはじめとしてすぐれた宣教師が「女たちもまた神によって作られた同じ救済を受けるべき価値と権利を持った存在であることを教えた。彼女たち一人ひとりの人格と魂は、全世界の権力や価値にも勝る尊いものとして確認されることとなった。男たちによって押し付けられた、罪や汚れ、世の中の不当な仕組みから解放されるべき尊い存在であることを知るにいたった「聖母マリア」の生誕の祝日より南目の女たちにとって重要な一日だった。こういうことを書いてくれる作者には感謝。
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半可通夫
2018年9月21日
73㌻子供心に不思議でしたのは、行く先々の河内街道に大勢の人々が出て、なぜかわたしどもに手を合わせたりすること、
役人が大勢いるにも関わらず縛られて歩いてる私を見て、まだ幼い子供ではないかと、食ってかかる人もいたりして私どもに優しかった。
握り飯やら水稲などを私どもに手渡そうとする人が何人も、何人もおられた…
泣けます。
日照りが酷い年、
見かねた市郎右衛門は自力で田畑をよみがえらせた。
代官は何もしない
それが露見して極悪人として獄に下され、牢屋ではてました
村人の暮らしがどうなろうとおかみは年貢の増収しか頭になく、商人は自らの儲けのために狂奔
幕府は勝手に流人を島民に押し付けるばかりで
島の治安は島の手で守るしかなかった
島の女は男より強くなければ生きていけない
404p
米を食べられないのに「拝借米を買わされる
お上が民を騙すのは今に始まったことではない、信じる方がどうかしている。だが騙すほどにもほどが有る。
米問屋を打ちこわし
だが島民が食わずして買わされたコメを路上にぶちまけ、踏みにじる。
何一つ持ち去らない
p406大塩の檄文
p415将軍の失政無策を公然と批判
p418いざ異国から侵犯されても藩役人等何の役にも立たず、果敢に抵抗して戦死したのは土着郷士と百姓だけだった
稲作(早乙女は神)種痘、漢方薬の知識も読みがいが有ります。