衛星劇場で玉三郎作品を観る
Tamasaburo "Sagi Musume" 坂東玉三郎 「鷺娘」 - beginning section
「桜姫東文章」などを放映
琴、三味線、胡弓を弾きながら恋人を思う情を伝えなければならないので、
楽器演奏ばかりに念をいれても…
舞台裏では5人ものの楽器のお師匠さんが控えていまます、
楽器に万が一あるときのために。
鷺娘は御園座で1回見ただけ、95年ウィーンでオペラ鑑賞の後、見たので
玉三郎一人でオペラにも負けないと、その時思いました。
ビデオも持っていたのですがデッキがなくなりビデオは友人に譲りましたので
久しぶりに鷺娘を鑑賞。
最初は白無垢、綿帽子姿で登場、
着物を瞬間的近く引き抜き、赤い着物になったり、ぶっ返りもありスペクタクルな感じ。目が離せません。
新体操のような傘の扱い、傘を二本使った時もあったようです。
特に最後は瀕死の白鳥、表情も苦悶が恐ろしいほどよく出ています。
6代目菊五郎もバレエ瀕死の白鳥を参考にしたそうですが、ほかの役者とは幕切りが違います。
「鷺娘」幕切れの違いhttps://ameblo.jp/holly-kabuki/entry-12369780256.html
十五度目の鷺の精
「海外や地方公演を含め、もう四、五百回になるでしょうか。
曲がとても良く出来ていて、引抜きやぶっ返りもあり、娘道成寺に次ぐ
変化に富んだ舞踊です。何度演じても気が抜けない出し物ですね。
ある種の回想形式を取った作品で、恋のはかなさを前面に押し出し、
絵画的でありながらも、嫋嫋とした風情が大事です。初演の時は最後に
二段に上がりましたが、死んでいく現在の幕切れの演出にしてからは
振りは変えておりません」
バレエのようにくるくると、
あの重いかつら、着物でこれでは,1ヵ月公演技できないのは当たり前、
八千代座で観た友人は本人の映像も使い、踊り違和感ないといっています。