riboni5235’s diary

英国庭園、ミュージカルファン、親子・ペアのアメショー3匹と暮らしています.バラ栽培アンティークも大好きです。よろしくお願いします!

志村ふくみ・石牟礼道子新作能沖宮

 
草木染の美しさと、水俣・天草の乱のむごさ。
 
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2018年2月に亡くなった石牟礼道子(享年90)は、水俣病事件を描いた「苦海浄土」で知られる日本を代表する作家である。彼女の最後の作品、新作能「沖宮」は、謎に満ちた作品だ。天草島原の乱で孤児になった5歳の幼女が主人公で、渇水に苦しむ天草の地で雨乞いの人身御供として海に流される。そこに乳兄妹である天草四郎の亡霊が現れ、原城で討ち死にした農民たちがいる海の底の<沖宮>へと誘う物語だ。2018年秋、熊本・京都・東京の3会場で上演された。石牟礼はこの最後の作品で何を伝えたかったのだろうか?
「沖宮」公演の実現は、石牟礼と、長年の友人である京都在住の染織家・志村ふくみ(95)の念願だった。志村の娘で「沖宮」の衣装制作を担当した洋子(69)は、能のテーマは<死と再生>であると話す。石牟礼と志村が共有する生死観が、物語と衣装の色に託され表現されていると。
一方、石牟礼の後半生を公私にわたり支えた思想史家の渡辺京二(88)は、能のモチーフは1971年から約1年、チッソ東京本社前に水俣病未認定患者らとともに座り込んだ日々であると読み解く。石牟礼自身の文章、関係者へのインタビューから、最晩年に作家が記した作品には、40歳代前半の水俣病闘争の日々が反映されていたことが浮かび上がる。

 
 
録画をようやく観ました。下の特集もまだしっかり読んでませんでした。
 
お母さんのおなかの中で窒素の水銀に侵され告発することもできない、
水俣病と公表すると差別されるから、と言えなかった祖父…
理不尽すぎます。
 
今も同じ、公害、原発被災者、災害被災者…いつ自分が障碍者になるかわかりません。
たとえ災害、事故にあわなくても年取れば、障害が出てきます。
 
20日にこちらで大地震があると聞いていたのです。
 
👇昨年の週刊金曜日
 
 
 
 

追悼 石牟礼道子