<span itemprop="headline">玉三郎と草刈正雄</span>
玉三郎丈は大きな動物がお好きでリアルな黒い豹の置物、ぬいぐるみをそばに置いていたのに、気にいった草刈さんが持っていった話も出ました。
お二人とも純粋な方ですね。この世界でますますご活躍には多大なご努力があるのでしょう。
草刈さんは玉三郎を「お師匠さん」と呼んでいます。黒蜥蜴 で共演、指導されたいます。86年に中日劇場に来ているのに、何と悔しいこと。その当時は忙しいといっても四季の「CATS」などは観ているのに。
草刈さんは玉三郎を「お師匠さん」と呼んでいます。黒蜥蜴 で共演、指導されたいます。86年に中日劇場に来ているのに、何と悔しいこと。その当時は忙しいといっても四季の「CATS」などは観ているのに。
天才からくり師の世界展と美の壺
草刈さん、映画「卑弥呼」、お若いころのCMをネットで観てその美しさにクラクラするほど、
映画「卑弥呼」などもテレビで観ました。
ミュージカルファンなので「マイ・フェア・レディ」「キャバレー」「34丁目の奇跡」「越路吹雪物語」「笠置シヅ子物語 わが歌ブギウギ(2006年)」ミー&マイガール などを観てきました。
草刈さん、映画「卑弥呼」、お若いころのCMをネットで観てその美しさにクラクラするほど、
映画「卑弥呼」などもテレビで観ました。
ミュージカルファンなので「マイ・フェア・レディ」「キャバレー」「34丁目の奇跡」「越路吹雪物語」「笠置シヅ子物語 わが歌ブギウギ(2006年)」ミー&マイガール などを観てきました。
ある時から舞台の草刈さんがとてもよくなったとうれしく思ってました。日本ではなかなかタキシード似合う長身のミュージカルスターはいなかったですから。いまでこそ、贔屓の岡幸二郎、今井清隆さん達がいますが。
草刈正雄は2年余りの短いファッションモデル時代を経て、野中マリ子の俳優養成所「野中塾」で演技を学び、俳優に転向する。
1974年に『卑弥呼』で映画デビュー。1975年にはエランドール賞・新人賞を受賞。当時の代表的な役柄としては、新撰組の沖田総司があり、映画での好評を受け、テレビでも同役を演じた
映画をめぐる会話では、意外な人が意外な映画を好きでびっくり、ということもあります。僕は、正直に告白すると、デビット・リンチの映画ってあんまり得意じゃないんですが、当時舞台『黒蜥蜴』で一緒に仕事をしていた草刈正雄さんが「玉三郎さん、素晴らしい映画があるから! 僕、大感動しました」と。あまりに誉めるものだから、どんな映画かと思ってその『ブルー・ベルベット』を観に行きました。
わあ、草刈さんってけっこうマニアックなんだ、と(笑)。この作品が、彼が僕に唯一薦めてくれた映画なんですが、彼の持っているイメージと、好みの落差にちょっとずっこけましたね(笑)。端正なマスクで、正統派に思われていた彼の中に、そういう部分もあるということは、役者としても未知の魅力があるってことかもしれないし。ストレートに『タクシードライバー』とか王道映画を薦められるよりも、ある意味テイストが違って面白い。だからこそ、いろんな人と映画の話しをする楽しさがあるわけです。
逆に僕が誰かに薦めた映画が、「変わってる好み」と思われているかもしれないから(笑)、これはおあいこでしょうね。
講談社発行 FRaU に平成13年12月25日号より