<span itemprop="headline">印象派の人びと ジュリーマネの日記</span>
1990年に出たこの本、ジュリー、ルノワールモネの写真やジュリーの絵も載っていて4800円の立派な本です。絶版というのでまた図書館から取り寄せました。
中古で1万円前後します。京都の古本屋さんで4800円だった方も。
左がベルトの娘ジュリーです。なんという魅惑的な目でしょうか。
既に父を亡くしているので憂いが見えます。
モリゾもルノワールから横をむいていて、彼女の自画像とは大違いです。
父や夫の死が大打撃だったのでしょう。髪も真っ白で54歳とは思えない。
さらにジュリーは16歳で尊敬していた母も失っています。
ジュリーのインフルエンザの看病をしていて、感染したようです。
なくなる前日にジュリーに感動的な手紙を残しています。
なくなる前日にジュリーに感動的な手紙を残しています。
ずいぶん苦しんでなく亡くなったためジュリーにそれを見せないようにしていいます。
母ベルトとルノアールの描いたジュリー・マネ、可愛すぎます。
16歳のジュリー・マネの写真は流さすがに寂しそうな美少女です。
ジュリーはいとこのポールとジャニー(母イヴ・モリゾは1893年になくなっている。)と一緒に暮らしその時代の少女に許された最大限の自由を享受しつつ
友人を訪問しコンサートに行き、パリ生活を楽しみながら学業や絵の勉強を続けた。
友人を訪問しコンサートに行き、パリ生活を楽しみながら学業や絵の勉強を続けた。
ジュリーの日記によると彼女の両親の友人たちは固い友情に結ばれ、物惜しみしない人物たちだったようである。
ジュリーは幾度もジヴェルニーのモネ家に滞在。
ジュリーの絵
年を取ってドガはますます気難しく口うるさくなっていた。彼は新しい発見、電話、飛行機、自転車に対しては非難しかしなかった。犬を嫌い、花の匂いを嫌悪。ジュリーはドガを年寄りのきまぐれで、いたずら好きの伯父のように愛していた。ドガは色々相談に乗ってくれたし、しかも未来の夫エルネスト・ルアールをも紹介してくれた、
ジュリーは様々な人から受けた好意を常に感謝し素晴らしい人生を送った。
彼女のご子息3人のうちお二人が健在で(当時)資料を保存していてくれたおかげで印象派の人々の人物像が浮かびあがります。
海水浴や楽器の演奏、絵画・絵皿制作、ニコライⅡ世訪問を見物した時の花火等を楽しんだジュリー、聡明な品のある女性でした。