riboni5235’s diary

英国庭園、ミュージカルファン、親子・ペアのアメショー3匹と暮らしています.バラ栽培アンティークも大好きです。よろしくお願いします!

<span itemprop="headline">奇跡の幸福感『ル・アーヴルの靴みがき』</span>


映画『ル・アーヴルの靴みがき』予告編
『街のあかり』などのフィンランドが誇る巨匠アキ・カウリスマキ監督によるヒューマン・ ストーリー。フランスの北西部にある港町を舞台に、毎日を必死に生きる庶民たちの生活 を描くと同時にヨーロッパとは切っても切れない...
 

 
日本びいきの監督の事は骨董屋さんの女主人から伺い何本か観てきました。
小津安二郎の影響を強く受けているそうです。
 
この映画は奇跡の幸福感に包まれます。私もあやかりたい。
 
俳優さんの顔が味があります、主人公夫妻、移民の少年の顔。
 
リッチでなくとも悲観することもなく気持ちよく暮らしている主人公。
 
彼を応援する歌手、酒場のマダム、食料品店の主人、刑事。
 
フランスの移民に対するむごい仕打ちを聞きますが庶民は…
 
「アーティスト」の犬の演技も評判ですがこの映画のライカもなかなかのものです。
パルム・ドッグ審査員特別賞!
 
かつてパリでボヘミアン生活を送っていたマルセル・マックス。今はノルマンディーの港町ル・アーヴルで靴みがきを生業に、最愛の妻アルレッティと愛犬ライカと共に暮らしている。ある日、港に漂着したコンテナに乗ったアフリカからの不法移民たちが警察に検挙されるが、ただ1人逃げ出したコンゴの少年イドリッサと偶然出会ったマルセルは少年を匿う。が、同じ頃、アルレッティが病に倒れ、余命を宣告されてしまう。
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD21473/index.html
 
政治や経済がどれだけお先真っ暗であっても、世の中そんなに捨てたものではない。うらぶれた港町のごく普通の人々がそう信じさせてくれる。そこはかとない悲しみと笑いが静謐な画面から浮かび上がり、観る者の心にささやかでも温かい幸福感がひたひたと染み渡るのだ。フィンランドが生んだ世界の巨匠アキ・カウリスマキ監督の『街のあかり』以来5年ぶりに撮る本作は、不条理に満ちた世の中への静かな怒りと、そこに生きる人々への優しさに満ちた新たな名作である。2011年のカンヌ国際映画祭では国際批評家協会賞、エキュメニック賞スペシャル・メンションに加え、愛犬ライカの名演にパルム・ドッグ審査員特別賞が贈られた。