<span itemprop="headline">フォークディナーショーとインターラーケンの街並み</span>
昨年9月12日スイス7日目 スイスその24
インターラーケンのカジノの中にあるレストラン
アジア系の観客で満員になりました。
歌やダンス、観客も参加して盛り上がりました。
生活に密着した木の楽器も続々登場しました。
約30秒、3M |
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牧童が谷間に向けて吹き鳴らすアルプホルンの音に、遠くに散らばる牛や羊、牧羊犬は聞き耳を立てた。乳搾り前の牛を和ませる旋律や、日暮れ時を知らせる音色を彼らは使い分けた。雪で曲がった木の根元の形を生かした素朴な楽器は、父から息子へと受け継がれる仕事道具でもあったのだ。
その起源は2000年前とも言われるが、「楽器」として認められたのは新しい。19世紀後半、仕事にあぶれた酪農家が流しの演奏をしたり、ブラームスがその旋律を楽曲に取り入れたりした頃から、徐々に楽器として定着し始めたという。
構造は、まっすぐ伸びた木管の先端が大きく曲がり、直径20センチほどのベル(音の出口)になる。長さによって音の高さや音色が変わるが、一本では10個の音しか出ないので、演奏する時は合奏が基本だ。
音程を決めるバルブや指穴がないため、音を出すのは奏者の唇の動きと音感が頼り。唇を両端に引いて穴を小さくすれば高い音、唇を柔らかくして穴を大きくすれば低い音が出る。
自然を敬う気持ちから生まれたアルプホルン。温かみのあるその音色は、聴衆のみならず奏者をも癒やしているに違いない。
添乗員さんが自信ありげにアルプホルン吹くのに参加、それもそのはず、学生時代にホルン吹いていたのでした。さすがにいい曲になっていました。
クアザール・コングレス・センター