riboni5235’s diary

英国庭園、ミュージカルファン、親子・ペアのアメショー3匹と暮らしています.バラ栽培アンティークも大好きです。よろしくお願いします!

<span itemprop="headline">「兄 かぞくのくに」を読んで</span>



 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
1月に観た映画の原作を図書館で見つけたので借りました。本当は3人の兄が北朝鮮に「帰国」しとんでもない不幸に突き落とされたのですが映画では一人に絞ってありました。
映画以上のありとあらゆる理不尽な困難に直面する家族、やはり原作読まないとここまでわかりません。ここまで辛い実話はなかなかありません。
 
作者のヤン・ヨンヒ(凄い女性です、ニュースステーションにも出ていたのですね)の映画は先に「ディア・ピョンヤン」を観ました。
在日のオモニがせっせと北の家族に服や食料を送り続けるシーンや女の子にだけ甘い父親、北の可愛い姪が印象的でした。
 
こういう貴重な物資を送ってもらえる男性は引く手あまた、年が行っていようが、子供がいようが再婚相手が押し掛ける!
 
チェジュド出身なのに、総連幹部だった父は北朝鮮に大事な息子3人もささげることになってしまった。
キム・イルソン生誕60周年記念人間プレゼント!長男だけは勘弁してくださいと懇願しても無駄だった。もうこれだけでも胸がつぶれる。
長兄はクラシック好きでこれが又北へ行ったために糾弾されるのだ、3男は14歳で帰国。
 
水もろくに出ないアパート。目の病気で赤チン、目薬さえない病院。
 
3男が病気のため特別に帰国した時、映画では北朝鮮の監視人のことが描かれたが、日本の公安は描けなかったようだ。
 
思考停止しなければ生きていけない国。
 
 
2013年1月11日、2012年公開の映画を対象とした第86回キネマ旬報ベストテンで日本映画の1位に選ばれた[1]。また、主演の安藤サクラはこの作品による同賞の主演女優賞と、他複数作の演技で助演女優賞を受賞し、同賞史上初の同じ俳優による主演・助演ダブル受賞を獲得した[2]。 同月17日、第67回毎日映画コンクール脚本賞を受賞[3]。 同月29日、第55回(2012年度)ブルーリボン賞で作品賞・主演女優賞・助演男優賞を受賞。 同月31日、第64回(2012年度)読売文学賞戯曲・シナリオ部門を受賞。

出品 [編集]

追記
監督、著者のヤン・ヨンヒさんは今、北朝鮮には入国禁止
 
「この『かぞくのくに』は、私の実体験が元になっています」と切り出したヤン監督は、映画では兄1人だが「実際は北朝鮮に渡った兄が3人いて、一番下の兄が日本で3か月治療する許可をもらったのです。こういったケースはまれで特殊。でも一体何だったんだろうという感じで、3か月経たない内に帰りました」と自身の兄の状況を語った。「基本的に実話で、病気を持ちながらも実際の兄は今も生きております。映画にしていない長男が、何十年も躁鬱病を患って3年前に他界しました」と観客に語った。

 過去に『ディア・ピョンヤン』(2005年)、『愛しきソナ』(2009年)と、家族を映し出したドキュメンタリー作品を発表したヤン監督の、初の劇映画となった本作。「北朝鮮は100か国以上と国交があり、特にヨーロッパの映画祭には北朝鮮の映画人が売り込みに来ています。私の作品は大きな映画祭で賞をいただき、現地の新聞に報道されましたので、北朝鮮関係者が見に来ているかもしれない。なのであいさつの場では、“この映画は、私が勝手に作っていますので、家族を罰するようなことは絶対しないでください”と、お願いするようにしています。聞いているのかどうかはわかりませんけどね」と笑ったヤン監督は、北朝鮮の組織から電話を受け「謝罪文を書くように」言われた過去を持つ。「何について、誰に謝罪するかわからなかった」ヤン監督は、「名前や顔を映画で出されたうちの家族が、止めろと言うならわかります」と強調し、「政府や団体がどうこう言ってくるのは変だと思いました。謝罪文はもちろん書かず、その代わりに2本目の『愛しきソナ』を作った」と裏話を面白く語ったが、その作品によって北朝鮮への入国が禁止になったことも明かした。

 「いつか近い内に兄たちと一緒に、私の映画が楽しめる日が来るだろうと信じています。家族に会えないのは寂しいですが、私の愛情や尊敬の気持ちは、作品を通して表現しようと決めた
 
追記2  今日の相棒スペシャル、この「かぞくのくに」の  思考停止しなければ生きていけないにリンクしています。さすがですね。