<span itemprop="headline">開館20周年記念円山応挙展</span>
友人に円山応挙展のチケット頂いたので観てきました。
名古屋栄の図書館、劇場、県美が無くなり今の見にくい芸術劇場、県美が出来て20年ですか~さすが展示が多かったです。
図書館は不便な名古屋城近くに追いやられなかなか行けません。
抽象画などの展示が多く?いつもあんまり混んでない県美が今日は大盛況でびっくり。
雪松図屏風から藤花図屏風に展示かえがあったせいか、二回鑑賞される方も多いようです。私は雪松図屏風見逃してしまいました。
薔薇や藤の絵の前でジワーッと喜びがわいてきて、意外でした。
「応挙 ここが凄い、新しい!」
江戸時代には珍しい等身大の人物像は着物から身体が透けて見えます。
この絵の表装だったか、西洋の花の絵のようなのがあって素敵でした。
大石良雄を中心として左に男性芸奴、右に美女
写生大好き 蝶やカエル、虫、うまい!狩野派は先生の絵を手本にして描くのが普通だった。
美人じゃない?美人画 ユニーク顔の美女たち
竹の姿で空気も表す
雨粒や風の線を描くことなく、湿った空気や風邪の音まで感じさせる
障壁画のトリック
墨だけで描かれている松葉が緑に、三城は茶色に見えるなど
解剖学とシュルレアリスム? 波の上で白骨が座禅を組む。
見たこともない富士山を描き分ける
滝の中に鯉が!
水の隙間に目玉やうろこが光る鯉の姿を切れ切れに描いて、縦線が滝に見える。
かわい~い仔犬 応挙以前には立派な生き物でないただの可愛い仔犬を主役にした絵はほとんどない!これは意外です。
名画に描かれた犬と猫の可愛い本は以前入手しています。
昔細身美術館で初めて見たラブリーな仔犬ちゃん、
絵の前で「猫はどんな猫でも嫌い」と言う女性がいました。御連れの女性は無言!
先日立ち読みした猫雑誌に「猫嫌いは来世はネズミ生まれ変わる」と言ってる人がいて心の中で(爆)
応挙はなぜ好まれ 嫌われたのか
写生を基本とした応挙の絵は誰にでもわかりやすく教養無しでも楽しめるという新しさがあったが曽我蕭白などは批判してるのも面白い。
お宝鑑定団でも応挙だと思い、自慢の掛け軸など持ってこられる方がいますが、
ほとんど偽物、勉強したといっても美術館ではあんまり鑑賞されないのでしょうか。
豊田美術館で見たライオン図の竹内栖鳳の狐と狸、毛並みが美しい。
左、ジャンプして藤の花をとり遊ぶ仔犬。右長谷川等伯のクリアファイル
その他、県美には木村定三コレクションの熊谷守一の絵が寄贈されているので
それに関した物を友人のために。