<span itemprop="headline">停止期間でも１日に５千万円以上の維持費がかかる</span>

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西さんからのメールです。みなさま　　　西英子です（電話０５２－８０８ー３２４１）


昨夜の中部電力本店前の金曜行動（１８時～１９時）は盛り上がり
ました。

民社党の候補者もタスキをはずして、一市民としてスピーチしてい
ました。　緑の党の候補者（比例区）とサポーターの若者たちが
たくさんやってきました。タスキをはずした候補者はスピーチを
しました。　みどりの風の街宣車も来ました。１２日には、共産党
の名古屋市天白区の大集会で、候補者の前座３名の一人として私は
反原発についてお話しました。市会議員から依頼をいただいたから
です。

しかし、世の中全体では、原発が争点から隠されてしまって、なん
といっても「景気」回復が大切という空気が強いですね。
そんななかで、今晩は、フクシマをテーマにしたドキュメンタリー
上映会をします。
ナディアパーク６階の集会室で１８時３０分からです。

本日、西光之輔の投書が朝日新聞に載りましたので、朝日を購読され
ていない方に紹介させていただきます。

『　核燃料サイクルは中止すべきだ　』　西　光之輔

日本の原子力政策のなかで「核燃料サイクル」ほど道理に合わない
ものはない。
使用済み核燃料を再処理してプルトニウムを取り出し、それを高速
増殖炉もんじゅ（福井県敦賀市）で使うという核燃料サイクルを見
直す気は政府にはないのだろうか。９日本紙の報道によれば、再処
理には４０年間に１９兆円を投じるという。各電力会社はすでに３
兆円を支払っている。

青森県六ヶ所村の再処理工場はトラブル続きで、まだ完成していない。
高速増殖炉もんじゅは、１９９５年のナトリウム漏れ事故などでいま
だに運転に至っていない。今年になって約１万件の点検漏れが発見
され、管理体制のずさんさが明るみに出た。内閣府の原子力委員会
の長期計画では、８０年代の半ばに臨界を目標にしていた。

停止期間でも１日に５千万円以上の維持費がかかる。庶民感覚からは
理解しがたい。使うあてのないプルトニウムをため込んでどうする
のか。諸外国から核武装の疑惑さえ受けるかもしれない。

完成の見込みのない開発に国の予算と電気料金を使うのはいい加減
にしてもらいたい。米国、カナダ、ドイツは行っていない。日本だ
けは成功するというのは「神話」である。核燃料サイクルは中止す
べきだ。（了）