riboni5235’s diary

英国庭園、ミュージカルファン、親子・ペアのアメショー3匹と暮らしています.バラ栽培アンティークも大好きです。よろしくお願いします!

<span itemprop="headline">日本の「隠す文化」についてー関東大震災でのホロコースト編</span>

192391日は東京大震災が発生し関東大虐殺が行われた日、今からちょうど90年前。
 
今日の新聞をざっと見ると東京大震災の記述はあっても防災や備えの話ばかりで
(もちろん必要ですが)日本の軍隊、警察、自警団による大虐殺を伝えている新聞は少なく、
あってもちょろっとのレベル。
 
日本はナチスホロコーストは元気に批判するのに、自国で起きた民族抹殺のホロコーストには
目を瞑りたいらしい。
(※1550銭と言ってみろ」「君が代を歌ってみろ」そうして朝鮮人を見つけ出し虐殺した。
 これはまさに民族抹殺、ホロコーストだ。その中には中国人、沖縄人もいた。)
 
今や露骨な隠蔽・歪曲が行われ軍隊・警察が虐殺に関与したという部分を削除し、また
「虐殺」という表現を「殺害」に変更している。その理由が「子どもの歴史認識に悪い影響を
与えかねない」という理由だそうだ。唯一、虐殺の表現は清水書院のみ
 

 
 
「子どもの歴史認識に悪い影響を与えかねない」。。。驚きだな。
つい最近も「はだしのゲン」閲覧制限問題で聞いたぞ。
この類の人種は「子供をダシに下手な言い訳」ばっかりやな(嘲)。
 
 
朝鮮人が井戸に毒を入れた」「産業施設を破壊している」「略奪や婦女暴行まで行っている」という根拠のないうわさを積極的に広めたのは、軍人や警察官だった。
 
これ、今に通じている。
大震災が起きるたびデマは飛び交い、「外国人が盗みに」とか「外国人が○○で強姦」など。
それは何も震災の時だけではない。現在も先行き不安な経済や雇用、社会保障など、
国内の不満や不安は人種差別や敵国を作り上げることで本質から遠ざけようと権力者はする。
権力者たちは民衆は馬鹿だと認識しているのだ。
 
関東大震災当日の91日夕方にはすでに警察が「朝鮮人が殺人・放火を行っている」というデマを
広めていた。
 
2日午後6時に戒厳令が布告され、後藤文夫・内務省警保局長の名義で「朝鮮人は各地に放火し、
不逞(ふてい)の目的を遂行せんとし、現に東京市内において爆弾を所持し、石油を注ぎて
放火するものあり。(中略)厳密なる取り締まりを加えられたし」という電報が全国に向けて
打電された。
 
実弾を持った戒厳軍が出動、東京や千葉などで朝鮮人を殺害し、各地で自発的に組織された
3600の自警団は、街中を歩き回ってほしいままに虐殺を行った。
軍隊・警察と民間人は、いずれも虐殺の主体だった。
 
 
犯行は凶悪だった。「警官に連行される男性を、群衆が『朝鮮人だ』とののしりながら池に
投げ込み、3人が太い棒で殴りつけた。遺体を池から引き上げるとき、体が裂けて
血が飛び散った(92日、東京)」
 
「手に持った竹やりや刀で朝鮮人の体をあちこち突いた。うめき声や叫び声が飛び交う
むごたらしい光景だった(92日、横浜)」
 
94日、東京ではこのような惨劇も起こった。「10人の人間が血まみれの朝鮮人を針金で縛り、
1升くらい石油をかけて火を付けた。朝鮮人がのたうちまわって倒れ込むと、今度は火かき棒で
押さえ付けた」。
 
頭と手足を切断され胴体だけになった遺体も、写真資料で確認された。
 

 
 
朝鮮人暴動」の実態はなく、日本政府は「(朝鮮人が暴動を起こしたという)風説を
これを事実として出来る限り肯定することに努むるという決定を
下した(95日、臨時震災救護事務局警備部打ち合わせ事項)。
 
自分たちが広めたデマが事実であるかのように工作し、
国の虐殺責任を隠そうとするものだった。
 
 
関東大震災の際に虐殺された朝鮮人の数は「6661人」というのがこれまでの定説だった。
しかしドイツ外務省が19243月に発行した英文資料「Massacre of Korean in Japan
(日本における朝鮮人大虐殺)」(デマを広めた主体も、日本政府と警察だと明記)の分析で
23058人とする歴史家もいる。
 
実際に日本政府はちゃんと調べもしなかったし、今に至るまで正式調査は皆無だ。
(しかも荒川に埋められた死体を掘り出しどこかへ持ち去り隠蔽したという)
 
もし研究で実際はもっと多くの人が殺害されていたと歴史家が結論を出しても
南京大虐殺のように死者数を値切るだろう。
 
「歴史は歴史家に任せるべきだ」と言いながら難癖をつけて否定し、反論されれば
「歴史は歴史家に任せるべきだ」をオウム返しする。なんと幼稚な手口だろうか。
 
日本政府は「軍は介入しておらず、偶発的だった」と主張しているが軍や警察がデマを
直接流布し、虐殺をしたと証明する証言や史料は数多い。
 
知ること、明らかにすること、追求すること、胸に刻み教訓にすること、
そうすることで無残にも犠牲になった方々に「安らかにお眠りください」と
はじめて言えるのではないか。 間違っても「隠す」という自虐史観だけは避けたい。
 
 
 
 
拉致問題では韓国に一致団結を呼びかける一方、自国のホロコーストには蓋をする。
あ~~~「美しい国!!


転載元: 自浄能力のない国に、もの申してやるよ。有り難く頂戴しなさい。