riboni5235’s diary

英国庭園、ミュージカルファン、親子・ペアのアメショー3匹と暮らしています.バラ栽培アンティークも大好きです。よろしくお願いします!

<span itemprop="headline">ステンドグラスと「私たちは委縮しない」</span>

私たちは萎縮しない

──秘密保護法下の市民とジャーナリストの闘いかた──

海渡雄一


 2013年末、多くの市民の反対の声が国会をとりまく中、与党と一部野党の賛成で国会を通過した特定秘密保護法。12月10日、その施行を迎える。法案審議の段階で指摘されてきた問題点──どのような情報が「特定秘密」として指定されているのか確認する手続きがない、何が秘密にされるかわからない、恣意的に運用されていないかどうかをチェックするまともな第三者機関がない、など──は、いまだ解決されないままである。政府に不都合な情報が恣意的に隠されるのではないか。そして、その情報を追うジャーナリストや市民が刑事罰によって脅されるのではないか。その疑念は、晴れていない。あらためてこの悪法の問題点を整理し、施行後のたたかいへの展望を語る。
かいど・ゆういち 1955年生まれ。弁護士・日本弁護士連合会秘密保護法対策本部副本部長、秘密保護法対策弁護団共同代表、脱原発弁護団国連絡会共同代表。著書に『秘密保護法 何が問題か』(岩波書店、共著)、『何のための秘密保全法か』『共謀罪とはなにか』(岩波ブックレット、共に共著) など多数。
 
戦争は政府のウソから始まる
 
1931年9月18日中国東北部の柳条湖付近で日本の所有する満鉄が爆破された。関東軍はこれを中国軍による犯行と発表し「満州」における軍事行動と占領拡大の口実とした。しかしこの事件は関東軍高級参謀板垣らの仕組んだ謀略事件であった。
 
しかしこのことは徹底的に隠された。半藤一利氏によれば
大阪朝日新聞「この戦争はおかしいのではないか、謀略的な匂い、侵略的な匂いがする」と考えた高原編集局長の下で、柳条湖事件について軍部の発表から距離を置いた報道を行っていた。
結果として正しい報道をしていたのが…激しい不買運動が展開され朝日新聞は部数を大幅に減らした。
奈良県下では一部も売れなくなった…
 
今、朝日新聞に置きつつあることは、このような歴史の再現ではないか。
中略
批判的メディアの消滅は直接戦争への途につながっている。
 
委縮を阻止するために学習を
 
秘密保護法が制定された後も、粘り強く廃止運動が続けられていることは「忘れっぽい」と評されることも多い日本の社会では画期的なことだ
 
秘密保護法対策弁護団が2014年、3月に発足した。
 
国際社会の監視によってファシズム化を食い止めよう。
 

アベノミクスは「国策フィクション」である

内橋克人


 アベノミクスの筋書き通りならば、すでに「好循環」サイクルは回転の途次になければならず、それは解散に際して安倍首相がくり返し口にした「プロセス (よきゴールに至る過程) 論」を裏付けるものとなっただろう。しかし、現実は筋書きとは裏腹の、逆向きの後退プロセスの軋音のなかに国民は置き去りにされている。
 解散宣告の日、夕刻の記者会見で安倍首相は再び、三度にわたって「アベノミクスを前に進めるか、止めてしまうのか、それを問う解散だ」と語気を強めた。首相の言の通り「前に進める」旅の途上にあるのならば、何故に「消費税再引き上げ延期」との「セット解散」の異様となったのか。私たちは厳しく問わねばならない。
 全てはアベノミクスなる「国策フィクション」の破綻に起因している。
 

「沖縄人性」に誠実に向き合う

──県知事選とアイデンティティ──

佐藤 優


 11月16日に投開票が行われた沖縄県知事選挙では、翁長雄志氏 (前那覇市長) が約36万を得票し、当選した。知事選挙で具体的な争点となったのは、米海兵隊普天間飛行場の移設問題だ。しかし、より本質的な事柄が今回の知事選挙で問われた。それは沖縄アイデンティティをめぐる問題である。沖日関係の文脈で見ると、知事選挙における隠れた争点は、沖縄が今後どのように日本と付き合っていくかという「日本問題」だった。知事選の深層を考察する。
 
 

日本の冤罪と「否定の文化」

デイビッド・T・ジョンソン 訳=岩佐政憲


 アメリカでは、1989年からの25年間で、1400人以上が誤った有罪判決を受け、無罪を示す証拠によってのちに釈放されている。また、死刑執行後の調査によって、冤罪が強く疑われる事件のリストも膨れ上がっているという。
 このような実態から、冤罪の問題は、日本よりアメリカのほうがはるかに深刻であるように思われる。だが、その差は、現実にはそれほど大きくない。衝撃的な冤罪事件が相次いでいるにもかかわらず、なぜ、日本の状況は改善されないのか? ──その根底にある「文化」を明らかにし、刑事司法改革の論点を提示する。
 

大いなる希望としての科学

──空間像の変革に向けて──

大江健三郎、大栗博司、三浦雅士、原 広司 (司会)


 10月から市原湖畔美術館で始まった「HIROSHI HARA: WALLPAPERS」展では、建築家の原広司氏が、古代ギリシア時代から現代まで、2500年におよぶ人類の歴史のなかで編み出された様ざまな書物をみずから書き写し、「壁紙」として展示している。
 デカルトニュートンを源とする「均質空間」に対してきた原氏は、素粒子物理学者・大栗博司氏の著作に大きな示唆を得て壁紙を構想したという。
 大栗氏のいう「空間とは幻想である」とは、一体何を意味しているのか? 「暗黒物質」「暗黒エネルギー」とは一体どのような存在なのか? ──文学、建築と、異なる背景をもつ登壇者たちが、最先端の科学にふれ、「新たな世界像」をめぐって語りあう。
 
澤地久枝×ドウス昌代 海をわたる手紙 第1回──オフ・リミット
  澤地久枝 (ノンフィクション作家)
 
澤地さんのファンなのでこの連載が楽しみです。
 
世界1月号も読むべき記事が満載です。
 
名張毒ぶどう酒事件の再審が認められませんでした。
 
この1月号には座談会裁判官の自由と正義はどこにあるか
 
北陸電力志賀原発の2号機運転差し止め請求訴訟で容認判決を言い渡した立派な井戸謙一さんの発言
 
私は、刑事裁判で無罪を書かなかったとしたら、こんなつまらない仕事はないと思います。
 
検察官は有罪だと起訴してきて求刑の八掛けで大体量刑は決まっています。
そこに「これは無罪ではないか」と疑問を挟んで徹底的に究明することが、裁判官のやりがいであるように思います。
 
周防監督の「それでもボクはやってないで描かれましたが起訴されればほとんど有罪。
 
痴漢容疑などはやってもない行為を認めないという当然の行為したら飛んでもなく長い拘留、厳しい取り調べが待っている、やったと言えば釈放?!
 
1票の格差には違憲判決が出ていても無視続ける政府なんて民主国家とは言えません。
 
西川伸一
学生の中には最高裁判所の裁判官のなかに司法試験をパスしていない人がいることに驚きます
 
世界1月号より
 
私も驚いてます。本当ですか。
 
blogramランキング参加中←よろしかったら応援お願いします