riboni5235’s diary

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<span itemprop="headline">国はなぜ原発事故試算を隠したのか?2つのマル秘と再稼働</span>

3・11大震災シリーズ 2つの“マル秘”と再稼働
国はなぜ原発事故試算を隠したのか? 30分枠



放送:8月23日(日)
 24:55~
:杉本るみ
:
:8月30日(日)11:00~
  BS日テレ
 8月30日(日)
7:00~/24:00~
CS「日テレNEWS24

自民党政権はどこまで卑劣なのか、ぜひ再放送ご覧ください。
初めから知っていて隠した、原発事故の損害
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国が隠した2つの試算がある。「大型原子炉の事故の公衆損害…に関する試算」は日本初の原発が事故を起こすと損害は国家予算を超えるとの試算だ。マル秘の判を押され封殺された。2つ目が「原子炉施設に対する攻撃の影響に関する一考察」。イラクの原子炉が空爆されたので80年代に試算。「ミサイルの命中精度は極めて高いので格納容器が破壊される…」「1万8千人が急性死」 被爆国日本で原子力を推める為に隠し事はしないという「公開」の原則は今年まで切れ目なく破られていた。まもなく九州電力川内原発が再稼働する。首相は安全といい規制委員長は安全とは言わない。このズレは?新基準での再稼働は都合悪い事も隠さず公開しているか?


『経済的に成り立たない原子力による発電』

未だに完全に崩壊した安全神話に浅ましくもしがみつく電力会社やマスコミによる原発再稼動に向けた悪質な印象操作や世論誘導の『やらせ』が続けられているが、では原発とは過酷事故が起きた時にどれだけの損害を出すのだろうか。
今のマスコミの主流である、反原発脱原発は『エネルギー政策が欠如』しているとの主張は全くのデマで真実と違いすぎる。
実は脱原発は観念論でも理想論でもなくて、最も経済性やエネルギー政策を考えていたことは、『原発村』が口を揃えて絶対に起きないと言っていた過酷事故である、福島第一原発の爆発で証明されている。
原発事故を見た(事故以前は推進派だった)福島県知事は『原発の稼動など絶対に無い』と言っています。
事故後に政府は突然放射能の安全基準値を20倍に拡大して仕舞ったのですが、以前のままなら福島県全域が日本から失われたのと同じ。
その分放射能の侵略によって日本国は縮小した(国土を失った)と考えるべきであり、それなら国民の生命財産や領土領海を守る国家防衛の観点からも『原発』は国策として大失敗だった。
原発事故は終結していないので、まだまだ全容が不明だが、本当に全てを損害保障したら今の国家予算を遥かに超えるはずです。
日本政府が半世紀前に作成した幻の報告書が有るのですが、それによると今の福島原発よりも遥かに小さい約15万キロワット(熱出力50万キロワット)の原発一基の事故でも国家予算の2倍の損害になるとの恐るべき試算が出ているのです。
原発問題とは『原発の再稼動』など問題外で、どうすれば出来る限り早く、如何にして損害を小さくして安全に撤退出来るかを論議するべき時期ではないでしょうか。

 『大型原子炉の事故の理論的可能性及び公衆損害額に関する試算』

半世紀以上前の1960年(昭和35年)、日本にはまだ原子力発電所が無く、実験用の極小さな研究炉しかないない時代に、政府機関により 商業用の原子炉による発電所建設の為に、過酷事故が起きた時の損害を研究、試算されていた。
ところが原子力の政府機関(科学技術庁)から出て来た驚くべき恐怖の数字が明らかになった途端、全ては隠蔽され封印されてしまう。
この科学技術庁の幻に終わった研究試算が当時公開されていれば、現在の福島第一のレベル7の身の毛もよだつ未曾有の放射能汚染事故は起きていなかった可能性が高い。
60年代、科技庁は国会に要約部分だけを出し、原発事故の被害予測をした事自体を隠蔽、否定している。
この半世紀前の科学技術庁の試算のデータの存在を、最初に報道したのは1979年4月9日付け赤旗記事が最初。
東海村臨界事故(1999年9月)の直前に参議院で共産党の西山登紀子議員が質問して眠っていた極秘データが作成から40年後に公開され、毎日新聞6月16日付け『原発事故損害試算』として報道されている。
当時の有馬朗人科技庁長官は『今後は原子力基本法の民主・自主・公開の3原則に従って十分公開していく。』と述べる。
担当の青江茂科技庁原子力局長は、『個人的な感じだが、数値の大きさに当時の担当者は相当驚いたようだ。数字だけが独り歩きしないように配慮したのだと思う。当初、全文公開しなかったのは当を得ているとしても、もっと早く公開すべきだった、と言われればその通りだと思う。』と何ともキャリア官僚らしい腹立たしい隠蔽体質の『由らしむべし、知らしむべからず』との無責任答弁をしている。

『後悔先に立たず』後の祭りの石破茂元防衛大臣の後悔

自民党政調会長石破茂は7月6日の衆院予算委員会で、『私は本当に反省として思っているのだけれども、1959年に当時の科学技術庁が委託をして研究を行った。』『もしこういう事故が起こったどうなるか。きちんとリポートが出せれていた。』と語っているのです。
1960年、科学技術庁が原発事故が起きた場合の被害規模の試算を原子力産業会議に委託。
東海村に建設することになっていた出力16・6万kWの「東海1号炉」をモデルにして作成された研究試算では、東海村から2%(1000万キュリー)の放射能が漏れた場合、つまりチェルノブイリ事故(190トンのウラン燃料のうち10トン、3億キュリーが漏洩)の30分の1の規模の事故が発生した場合の災害について、原子力産業会議のデータは恐るべき地獄絵を描いている。
当時の東海村から都内近郊にかけての原発周辺人口は今とは格段に少なかったが、考えられる最善の条件設定での想定でも死者は720人を越え、5000人が障害を起こし、400万人が被曝する被害が出る。
当時の大卒初任給が1万円程度だった日本国で、被害の総額は1兆円。
疎開しなければならない人は1800万人。
短時間で終息せず雨などが降れば放射能をかぶる農地が15万km2に及び、被害額は3兆7000億円に達する。
1960年当時の国家予算は1兆6000億円程度で、一度、原発事故が起きれば国家予算の2倍にも及ぶ被害が出る計算である。
時の総理大臣は昭和の妖怪、元A級戦犯の岸信介であった。
当時の自民党政権は被害額の大きさに色を失い、すぐさまこの驚愕的ではあるが現在の福島第一原発事故を正確に予見していた研究データはマル秘とされ隠蔽されてしまう。
この亡国自民党による国家存亡に係わる犯罪行為は絶対に許される種類のものではない。
石破茂は、この政府報告書を紹介した上で、『 この大震災、大津波はわれわれに何を教えているんあろうか。』『それは、逃げるな。』『曖昧にするな。』『物事は突き詰めて考えろ。』『世のなかに絶対と言うものは無い。』と語ったが、
石破茂が本当にそう思っているなら、未曾有の国難を招いた『原発は必然である』とする破壊的カルト団体の亡国自民党を、今すぐ脱党するべきであろう。

外務省への情報公開請求で、原発が攻撃された場合の被害レポートが公開された。最大1万8000人が被害を受けると結果が出たが、その報告は今年まで秘密とされていた。日本に原発が1基もなかった時代、原発事故の被害想定レポートも1998年まで秘密にされた。原子力規制委員会の田中俊一委員長は新規性基準の適性検査に関して、適合性は見るが、安全だとは言わないとした。安倍首相は安全基準に則って、認められるなら再稼働を認めるとした。鹿児島読売テレビの内田直之が川内原発1号機の起動を伝えた。



(2つの“マル秘”と再稼働 国はなぜ原発事故試算隠したか?)
国はなぜ原発事故試算を隠したのか?


科学ジャーナリストの倉澤治雄が1959年の大型原子炉の事故の可能性と公衆損害額の試算についてのレポートを紹介。国会では原子力損害賠償法の策定が始まった。大型原子炉の事故の可能性と公衆損害額の試算についての報告書は原子力損害賠償法の根拠となるはずだったが、国会に提出されたのは18ページのみだった。226ページがマル秘とされた。原子力基本法には「自主・民主・公開」の三原則が盛りこまえれているが、政府は原発稼働前からねじ曲げた。1999年の参議院で、共産党西山登紀子議員は国会で隠された試算を追求した。西山議員は東海原発についての想定だったと指摘、想定損害額は3兆7300億、現在の価値で59兆円だった。400万人の要観察者だった。西山議員はマル秘だったことに驚き、なぜ隠したかを追及した。公明党加藤修一元議員は原子力賠償法で、用意できる賠償額は最大50億円だったため、世論の警戒があったとした。日本全国に54基の原発が作られたが、国は甚大な被害が出ることは想定していた。

(2つの“マル秘”と再稼働 国はなぜ原発事故試算隠したか?)
2つ目のマル秘は原発が攻撃されたら…


外務省への情報公開請求で、原発が攻撃された場合の被害レポートが公開された。その報告は今年まで秘密とされていた。この報告書が作られた時期はオイルショックを経験し、1980年代16基の原発が建設した頃だった。100万キロワット級の原発が攻撃されたとし、3つのシナリオが想定されていた。格納容器破壊に重点が置かれた。最悪1万8000人が急性死亡、事故後100時間を超えると原爆よりも放射能は多くなるとした。元日本原子力研究所の舘野淳はこの報告について、福島事故と似ている経緯を非常に正確に分析されているとした。北朝鮮テポドン原発のすべてが攻撃範囲内としている。舘野淳は報告を秘密にするのは原子力基本法に抵触する、もし三原則が守れないのであれば原子力をやめるのもやむを得ないと指摘。

(2つの“マル秘”と再稼働 国はなぜ原発事故試算隠したか?)
追伸