riboni5235’s diary

英国庭園、ミュージカルファン、親子・ペアのアメショー3匹と暮らしています.バラ栽培アンティークも大好きです。よろしくお願いします!

<span itemprop="headline">生前退位、勇気ある決断、学院倶楽部からのメール</span>

お寺でも住職交代などに参考になるかと思われます……。


今、ものすごい戦争が日本で起こっております。
3日前の夕刻入ってきた報道の「生前退位」。
天木さんのような考え方もあるかと、よく分からなくなっておりましたが、やはりこれは明仁天皇が仕掛けた挑戦だといってよいでしょう。なんと言っても、改憲勢力で3分の2を制した参院選後、そして平野達男の自民入党で参院自民単独過半数の報道の直後ですから、それとまったく関係のないことなどありえません。

『SEALDsの真実』を上梓した、「世に倦む日日」さんこと、田中宏和さんの見解が私の直感とほぼ同じですので、
ご参考までに、部内限りでお願いします。
(引用開始)

人にやさしい象徴天皇制 - 生前退位天皇陛下の勇気ある決断と挑戦


天皇陛下生前退位の件。最初に発表されたのは7月13日のNHKの7時のニュースだった。衝撃の一報だったが、生前退位を望む現天皇陛下の意向やその理由を説明し、視聴者である国民に告知と説得をするような、生前退位について前向きな報道だった。私は、すぐにこの考え方が両陛下からそのまま 発信 されたもので、天皇陛下の重要な決断であることを察し、また、NHKがここまで既成事実的に報道するのだから、政府内の根回しもほぼ終わって、前向きに手続きが始まるのだろうと期待した。だが、一日経って様相は一変し、マスコミ各社から否定的な反応が次々と出ている。 日テレ は、「天皇陛下生前退位は無理」と言った政府関係者の発言を紹介、肝心の NHK も「政府は慎重に対応検討か」などと論調を後退させている。明らかに、政府側から巻き返しが起こっていて、生前退位を潰そうとしているのが安倍晋三であることは明白だ。これが天皇陛下安倍晋三との政治闘争である事実を、世の中でどれだけの人が察知し認識していることだろうか。好き勝手にはさせないぞという、安倍晋三の強烈な独裁意志が看取される。二人の二度目の戦いだ。一度目は10年前の女性天皇のときだった。あのときも、最初に天皇陛下の意向がマスコミに出て、その方向で決まるかと思いきや、安倍晋三と右翼が怒濤の逆襲で阻止してしまった。
 




マスコミで紹介される 解説 は、例えば、原武史半藤一利を含めて、今回の生前退位の本当の意味と目的について正しい指摘をしていない。これは、第一に雅子妃のことを慮った決断であり、雅子妃の人権にフォーカスした皇室制度改革の構想だ。皇室典範が改正され、生前退位が可能になれば、今の皇太子が即位した後、仮に新皇后の公務が不能だったり不適格だったりして二人が天皇皇后を続けられないとき、生前退位という道を合法的に選ぶことができる。もし、その制度がない場合は、新皇后は苦痛な重責に耐えて死ぬまでその地位と職務を強制されなくてはならない。また国民は不興を堪えながら、あるいは不満を言いながら、不具合な「両陛下」に接し続けなくてはいけない。それでは憲法第1条は全うされない。憲法第1条には 、「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く」とある。これは象徴天皇制の正統性(Legitimacy)の根拠を言っているもので、要するに、根拠は「国民の総意」にあり、国民から支持され尊敬される天皇や皇室でなければ象徴天皇制は成立も維持もできないという意味だ。国民は天皇を選挙できない。国民が天皇を尊敬し信頼する関係があってこそ、象徴天皇制は機能し、日本国は国家として正常で安泰で治まる。


これはフィクションだけれども、第1条の理念を、現天皇陛下は努力によって見事なまでに実現してきた。両陛下は国民から深く愛されている。憲法第1条が全うされず危うくなること、すなわち国民が皇室を敬愛も支持もできない状態になることは、国民の統合が機能しなくなることを意味し、国家にとって大きな危機を迎えることを意味する。マスコミは何も言わないが、皇后がいつも不在で、例えば、被災地の慰問に天皇だけが単身で行く絵ばかりとなると、昔と違って異常だと国民が落胆し、第1条の理念からは大きく逸脱してしまう事態になる。国民は、一刻も早い雅子妃の健康回復を祈り、公務への完全復帰を願っているけれど、治療が長引いているのか、最近の園遊会の映像でも数分間ほど姿を見せた だけですぐに中断して引っ込んでしまう。このまま雅子妃が皇后になって大丈夫かという懸念と不安は国民の多くにある。即位後の徳仁天皇の人格や態度がどれほど完璧でも、国民は前の明仁天皇美智子皇后の理想型と比較し、納得できない気分を払拭できない。それは、憲法第1条が揺らいだ姿であり、日本国という国家が不全に陥った図だ。もしもこうなったとき、徳仁天皇が早めの生前退位を選べば、憲法第1条の不全は解消されることになる。雅子皇后の心労や負担も取り除くことができる。


生前退位が認められるように制度が変われば、即位した二人を退位した二人が見守ることができ、後ろから援助することができる。二人は今よりも自由に発言することができ、国民に新しい天皇皇后を応援して下さいと言うことができ、新しい天皇皇后に指導教育をすることができる。退位した二人のカリスマは絶大なので、その説得力で新しい天皇皇后を支えることができる。新しい天皇皇后の負荷も減る。とにかく、いろいろ想像すれば、このアイディアは最高であり、コロンブスの卵であり、よくぞ実現しようと天皇陛下は立ち上がったものだと私は感動する。象徴天皇制にとって、この絵が最もそれを安定に導くものだ。13日のNHKのニュースでは、陛下は近くお言葉を発する機会を持ち、このことを内外 に発表し、記者会見して質疑応答をすると言っていた。私はそれを聞いて、必ず安倍晋三が巻き返しに出て、この構想をぶち壊しにくるだろうと想像した。この案を安倍晋三が受け入れているとは思えなかった。きわめて大胆な制度の転換であり、まさに女系天皇のときと同じく画期的なチェンジだ。天皇制を明治から昭和初期と同じ態様にしたいのが安倍晋三と右翼の欲望であり、国家のレジームをそこに戻そうとする安倍晋三が、日本国憲法の思想を延長したような、人にやさしい象徴天皇制のこのアイディアを認めるはずがない。


NHKのニュースから時間が経つほどに、生前退位に否定的な論調がマスコミの記事になり、自民党と政府がそれを潰そうと動いていることが分かる。天皇陛下はどう動くのだろう。天皇陛下が考えているのは、2020年の東京五輪の開会式を徳仁天皇と雅子皇后の出席で催行しようという工程表だろう。2019年が天皇即位30年の記念の年になるので、そこでバトンタッチしようというプランだろう。あと3年の間に皇室典範を変えることを考えている。もし、NHKのニュースで言っていたように、天皇陛下が直接にこの件で国民に意思を発表し、記者会見に臨めば、間違いなく世論は天皇陛下の味方になる。安倍晋三は止めることができない。だから、安倍晋三としては、発表の機会を全力で握りつぶし、天皇陛下の意 向がマスコミに漏れないよう、13日のような「事故」が起きないよう、宮内庁とテレビの監視を厳重強化するだろう。まるで、江戸時代の京の公家と京都所司代のような状況だ。日本の政治は歴史を超えて普遍的なものだとあらためて感じる。前回、女性天皇のときは右翼と安倍晋三の反転攻勢が成功し、天皇陛下の革命は潰された。今回は、安倍晋三の巻き返しも計算しているだろうし、決して諦めてはおらず、生前退位実現に向けて手を打ってくるだろう。天皇陛下は本当に勇気がある人だ。勇気を出して大胆にチャレンジをする。革命を起こそうとする。戦後民主主義の同志である皇后陛下共闘し、二人で果敢に国家の旧弊を破壊しようと挑んでくる。

人にやさしい象徴天皇制永久革命に挑み続ける明仁天皇。主権者である国民として、天皇陛下のこの構想を支持したい。人生最後の闘争を支援したい。その実現に向けて、それを阻止しようと図る邪悪な者を排除すべく、両陛下を援護射撃したいと思う。この政治闘争の成否がどうなるか、天皇陛下安倍晋三との戦いがどうなるか、予想を述べたいし、私は楽観的で今度は潰されないという確信を持っているのだけれど、それについては詳しく書かない。天皇陛下がどういう手を打ってくるか、私には戦略の予想があり、楽観論に立つ根拠がある。だが、それをここで書くと、安倍晋三側に先手を打たれて抑え込まれてしまう恐れがある。




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by  yoniumuhibi  |  2016-07-16 23:30  |  Trackback  |  Comments( 3 )

 Commented by  タブロウ  at 2016-07-16 16:13  x
いつも読ませていただいています。
J-Wave、7/17(日) 22:00〜22:54の「Heart to Heart」に
辺見庸さんがゲスト出演されます。
J-Waveのサイトに収録時の辺見庸さんの写真がアップされていますが
あまり見たことのないような穏やかな表情で、聴く前からその言葉への期待が高まります。
なんか、すごく良い番組のような気がしますが、実際そうであればいいですね。
Blog主さんがあまり聴かれない放送局のような気がしましたので、
お知らせした次第です。

 Commented by  長坂  at 2016-07-16 19:12  x
真摯に謝ってと言うアジアの戦争犠牲者には未来志向だから謝罪しない。核兵器廃絶を願う被爆者には見解の相違。仮設住まい被災者には復興は進んでいると10分だけの視察。辺野古反対には振興費削減と座り込みを容赦ない暴力で排除。無関心、無感動、無神経、無慈悲のシンゾーに代わり人々に寄り添ってきたのは、天皇皇后両陛下。
世間はシンゾーを「あの人は坊ちゃんだから、、、」と言うが一体どこが? 月一回の「子ども食堂」を楽しみにする母子家庭や食材確保に東奔西走するボランティアを尻目に、連日高級レストランでの食事。年末の路上生活者の安否よりゴルフと芸能コンサート。小さい時から自分と真逆の境遇の使用人に囲まれ、差別や格差を目の当たりにしてきたのに、驚くほど弱者に冷たい。こんなのはボッチャンとは言わない。究極のお坊ちゃま、お嬢様は天皇皇后両陛下!憲法を蔑ろにするシンゾーが総理の座にいる限りリタイアできないと。皇居のある東京都だけはせめて護憲で楽になっていただこう。

 Commented by  渡辺 喜久雄  at 2016-07-16 20:05  x
ちなみに、コメントの長坂さんは、いつもキレのあるコメントを書かれる女医さんです。



おしまい


※おまけ
森田実さんは大病のあとの初仕事が本日の愛知サマセミ講演会なんだそうです。
グローバリズム反グローバリズムとの対立軸での講演でした。
玉木雄一郎を推していましたが、小沢一郎を排除しすぎるのもどうかと思いますが。
それにしても高齢者がびっしり、開始後、すぐに立ち席で通路も前の方までいっぱいでした。
若い人たちもちらほらいて、かけ声までしていました。
きっと私学の先生達も多く、もう10回目になる講演会「日本の政治を斬る」の常連なのでしょう。
今日は1コマだけで講演だけでしたので、質疑応答はありませんでしたが、メモも見ずにすらすら話す森田さんにみな聴き入っていました。
参院選については東北北海道で自民が負けたことに着目していました。これは反乱だと。
米国もトランプやサンダース。英国も国民投票EU離脱
中国やロシアはもともと自分中心。
世界のどこもが自国中心になっていくことに警鐘を鳴らしていました。
英国や米国は最後には自国の利益にはなるとしても、一応世界のリーダーとして振る舞ってきた。
それが自国中心に向かっていると。
やはり21世紀は「新しい古代」というより、「新しい中世」(田中明彦←元東大東文研)で正しいのかもしれません、くやしいけれど。
民主党政権の評価が菅直人内閣以降は同じ評価。鳩山政権については私とは違う見方でした。小沢に厳しい。
財務省はカルトだと。菅直人も野田も洗脳されたということで、これは正しい。
ですから、代表選で、菅直人支持だとか野田支持だとかということは、やはり今からでも反省してほしい。


※続おまけ
立川先生の今日の中論はけっこう難しかった。
でも空と無、少し分かった気がした。
それでも龍樹は難しい。学院指導のあるパーリ語の先生は、難しいと言ったら、もっと勉強しろと言い返されてしまったけれど、
立川先生は、「難しいですよ」とご自身で笑いながら首をかしげていらっしゃいました。
東方学院中部校には、去年は東京や関西からの参加がありましたが、今年も兵庫県宝塚からお越しの男性もいらっしゃいました。
交通費も入れたら、1回2万円とか3万円とかの聴講になりますよね、ひぇ〜〜〜っ。
分かった気にならないことも多く、頭が実際痛くなったりもしますが、受ける価値のある、聴きたい講義であるのは確かです。
贅沢な、夏の集中講義。大切にひたっておきたいと思います。
佐久間留理子先生が9月25日の東方学院インド哲学カフェの宣伝をなさっておられました。
佐久間先生と平野先生がギーターについて教えてくださるそうです。会費は1000円。
平野先生は担当年度のズレなどから、名大での非常勤講義は受けていませんので、お名前とお顔だけしか存じ上げていません。



※続々おまけ
国際センターのDAYS JAPAN写真展にはじめて行きましたが、9月2日の今中哲二講演会チラシはきちんと挟み込まれていました。ありがとうございます。
月刊誌上で見るよりも、やはり写真展は迫力あります。
ひとつひとつ、見入り、立ち止まって考え込んでしまいます。
世界で起こっているいろいろな出来事、他人事として放っておいていいのでしょうか。
目に、耳に入ってこないから、としていていいのでしょうか。
念仏者(だけに限りませんが……)として、もう一度、我が身と我が身をつつむ社会を見直す必要が多分にあるのではないでしょうか。

午前の子ども食堂には大変興味がありますが、森田講演会のため出られず、また午後の高校生(名大附属学校の留年高3の子だそうですが……)の世界一周は、参加した方によれば、おもしろかったそうです。

夜6時からの新海聡弁護士のマイナンバーの話は熱心な20数名の参加者。
マイナンバーはライオンの赤ちゃんのようなもので、今は実はそんなに心配はない、あとからが怖い、とのこと。
原発よりもマシとのこと。原発は事故が起こらないことが前提となっているが、マイナンバーは一応、漏れることを前提にそれを最小限度にしようとしていること。

もちろん、実は警察には野放しだったり、将来民間企業が使えるようになったりする危険は重大です。

Tポイントなんて危なくて使えない、というお話。
とにかく消費行動の個人情報は今、すごく価値があるらしい。
国家が管理するということよりも、人が管理されていることに心地よさを感じてしまうこと、これこそが管理社会だということです。
確かに、3年ほど前の名大で実際に経験しましたが、今は学生が管理されたがっていると私も思いましたし、誰かもそう言っていました。管理社会やマイナンバー的社会は、すでに大学や企業で一般的になってしまっています。

それにしても新海弁護士が『月刊住職』を知っているのには驚きました。
読んではいないが、広告を見ていてとてもおもろしろそうだとおっしゃっていました。
その『月刊住職』でお寺とマイナンバーが以前取り上げられていましたが、
新海弁護士によると、宗教法人の番号すでにあるし、お寺はマイナンバーではそれほど問題はないとのことでした。

学院倶楽部でマイナンバーについてのお話をお願いいたしましたら、お引き受けいただけるとのことでした。
日程等の調整に入りたいと思います。


合掌

このメールは省略されています。