riboni5235’s diary

英国庭園、ミュージカルファン、親子・ペアのアメショー3匹と暮らしています.バラ栽培アンティークも大好きです。よろしくお願いします!

<span itemprop="headline">井戸謙一さんはどんな人、西さんからのメール</span>

みなさま    西英子です。
 
12日の夜は 金曜行動です。
 
中電本店前  18時~19時
 
〇 原発を抱える電力会社9社は「黒字」
 
 原発をもっている電力9社の株主総会で、福島の事故後、
 はじめて「全社黒字」と発表されました。(6/29中日新聞社説)
 電力会社は原発を稼働しなくても、黒字経営で安定しています。
 もうかっているのです。
 政府はこの夏の節電要請はしておりません。電力は足りているからです。
 ですから、今、停まっている原発は再稼働しないで、そのまま廃炉
 していくことが、電力会社の経営安定のための第一条件ではないでしょ
 うか。
 
〇 私どもが井戸謙一さんの講演会のテーマは『裁判で原発を止める』です。
  実は電力会社にとっても原発に依存しようとする経営者にとって障害に
  なっているのは「司法の壁」だそうです。福島原発事故の前のように
  政府の原発政策に賛成する判決ばかりがでる時代ではなくなりました。
  原発の再稼働にストップをかける判決は、福井地裁と大津地裁ですでに
  でています。
  今年3月には、再稼働したばかりの高浜原発3.4号機で大津地裁
  差し止めの仮処分を決定しました。関西電力は安全対策などに多額の
  費用をかけたが、再稼働したのは42日間だけでした。
  7月31日の朝日新聞によると、関電の再稼働のための安全対策費は
  2016年6月現在で、7200億円になり、昨年の2.5倍に増えて
  います。
 
  高浜原発1.2号機と美浜原発3号機では、20年延長を規制委が認め
  たので、老朽原発の安全対策費は必要になったからです。
  電力各社は、原発が再稼働すればこうした投資は数年で回収できると
  見込んでいるようです。しかし、裁判で運転差し止めに追い込まれれば
  回収できません。電気料金に上乗せして消費者に負担させることになり
  ます。
 
  『裁判で原発を止める』ことで「原発ゼロ」にする。私たちもガンバラナ
  ければ・・・・。
  8月28日の講演会に来てください。今後なにをすればよいのか、
  みんなで考えましょう。
 
〇 8月28日の講演会には、井戸謙一さんに来ていただきます。
 
<国策に背く判決を二つ>
 
私がはじめて井戸さんのお名前を知ったのは2005年に
金沢地裁で井戸さんが裁判長として、住基ネット違憲判決を
出されたときでした。「すごい判決が出た」と感動しました。
当時、私は名古屋高裁住基ネット反対の裁判を闘っていた
のでたいへん勇気づけられました。
 
その1年後の2006年には、同じ金沢地裁で、北陸電力
志賀原発2号機の運転差し止めを認める住民勝訴の判決を
また井戸裁判長が出されたのです。
2件とも国策として国が進める政策に反する判決です。「司法は市民にとっ
て最後の砦だ」と必死に闘う住民たちの主張を受けとめてくれる
裁判官がいたことに感動しました。ほんとうにうれしかったです。
 
しかし、住基ネット原発も、住民の訴えが認められたのは金沢
地裁判決のただ一度だけでした。
志賀原発2号機は「原子炉を運転してはならない」との判決の9日
前に営業運転を始めたばかりでした。この勇気ある判決に日本中は
びっくりしました。稼働中の原発では唯一の住民勝訴でした。
しかし、高裁で逆転敗訴となり、2010年の最高裁で確定しました。
 
<弁護士として、裁判で原発を止める闘い>
 
福島原発事故が2011年3月11日に起こりました。3.11後、
井戸さんは裁判官を退官し、彦根市で弁護士になられました。
さっそくお電話して講演を依頼しました。講演などやったことがない
と渋っておられましたが、強引にお願いして、2011年8月21日
に女性会館ホールで開催しました。
 
講演では、2006年の志賀原発「運転差し止め」の判決と、福島の
原発事故について話してくださいました。
炉心溶融事故の可能性もある」「多重防護が有効に機能するとは
考えられない」など井戸裁判長が志賀原発の判決で指摘されたことが、
福島第一原発で現実のものになってしまったのです。
まるで、福島の事故を予見したような判決で福島事故の5年前に井戸さん
は警告していたのです。
 
この警告を政府と電力会社が真剣に受けとめて、その対策をとっていたら、
福島第一原発事故は避けられたのではないかと思います。
今年、高浜原発3.4号機の運転停止を求める住民の訴えに、大津地裁
の山本善彦裁判長が住民勝訴の判決を出しました。現実に動いている原発
が停まったのは史上初めてのことです。この弁護団長は井戸謙一弁護士で
した。このお話しも8月28日の講演会でされます。
 
今、井戸さんは全国の原発差し止め裁判の弁護団に加わって「裁判で原発
を止める」ために多忙な日々がつづいています。
そのなかで、名古屋へ来てくださいます。
28日にはひとりでも多くの人たちと共に井戸さんをお迎えしたいです。
ぜひご参加くださいますようお願いします。
また、あなたのまわり人たちにも、お声をかけてください。
 
 以下は、故 菅原文太さんと井戸謙一弁護士の貴重な異色の対談です。
 ぜひお読みください。井戸さんの人柄がよくわかります。
 
 
〇 井戸さんの講演会にぜひご参加ください。あなたのまわりの人たちにも
  「拡散」 して下さいますようお願いします。 
 
「裁判で原発を止める」講演会です
 
<井戸謙一弁護士の講演会ご案内>
 
日時/8月28日(日)13時30分~17時
 
場所/中京大学センタービル 6F 0603教室(230席)
 
   地下鉄 八事駅 5番出口すぐ
 
内容/『裁判で原発を止める』井戸謙一弁護士の講演
   
   今年3月、大津地裁で高浜原発3,4号機の
   運転禁止を命じる仮処分を勝ちとり、動いて
   いる原発を初めて止めた訴訟の弁護団長。
 
 
   対談:井戸謙一さん × 藤川誠二さん
               「高浜原発40年廃炉名古屋訴訟」
                弁護団事務局長
                
主催/若者の未来と人権を考える会(代表・大内裕和)
   問合せ:西英子 052-808-3241
 
参加費/1000円(学生と原発事故避難者は無料)
 
備考/