riboni5235’s diary

英国庭園、ミュージカルファン、親子・ペアのアメショー3匹と暮らしています.バラ栽培アンティークも大好きです。よろしくお願いします!

<span itemprop="headline">平和憲法は絶対に堅持する可き</span>








日本国平和憲法は人類の希望である。
木村草太さんと国谷裕子キャスターとの対談・講演、『憲法という希望』(講談社現代新書)入荷、販売開始しました。現実の社会問題に対し、憲法をどの様に使い活かすべきなのか。1F、2Fまで。2016年9月14日 
紀伊國屋書店新宿本店 ?@KinoShinjuku 

憲法は国民が権力者に守らせるもの」by国谷裕子
「私も楽しかったし勉強になりました。国谷さん、お話を引き出す技術、流石でした」by木村草太 @SotaKimura
国谷氏「憲法守らせること重要」大阪弁護士会開催の対談で
東京新聞 2016年05月14日
NHK報道番組「クローズアップ現代」のキャスターを務めた国谷裕子さんと、首都大学東京の木村草太教授が14日、大阪市弁護士会館で対談し「憲法は国民が権力者に守らせるもの。実現するには国民が憲法をよく理解する必要がある」などと語り合った。

大阪弁護士会が「憲法という希望」と題し開催。国谷さんは「憲法は高い所に祭り上げられている感覚がある。国民のリテラシー(読み解く力)も乏しいのかなと思う」と問い掛けた。

木村教授は「違憲の疑いが強い法案を押し通す現象を見ると危機と言わざるを得ないが、そういう時だからこそ国民は勉強出来る」と話した。

国谷裕子さんが語る憲法観 木村草太さんと対談
朝日新聞 2016年5月14日
今年で憲法公布70年を迎えるのに合わせ、大阪弁護士会は14日、大阪市北区で記念行事「憲法という希望」を開いた。憲法学者の木村草太・首都大学東京教授と、NHKの報道番組「クローズアップ現代」キャスターを務めた国谷裕子さんが「憲法を使いこなす」をテーマに対談し、政権が掲げる改憲への評価の他、憲法の価値を問うた。
国谷さんが報道各社の世論調査などで改憲反対の意見が増えていると紹介すると、木村さんは「国民が関心を持ち、改憲案を吟味した結果。どこの国でも国家権力が憲法を蔑ろにすると市民が声を上げてきた」と応じた。

また、国谷さんは海外で学んだ経験から「日本は憲法に関する教育が乏しい」と指摘。木村さんは「異なる価値観を持った人と一緒に暮らすにはどうするかを考えるのが法教育で、道徳教育より必要。権力の独裁を防ぎ、みんなが共存出来る当たり前の社会を実現する為、肩ひじ張らずに憲法論議をしていきたい」と答えた。

国谷さんは今年3月に番組を降板。この日の対談は注目を集めて応募が殺到し、締め切りより21日早く定員の800人に達した。弁護士会は約1100人の参加を受け付け、会場とは別の2部屋で中継もあった。
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大阪の弁護士大川一夫のブログ okawakazuo.exblog.jp
憲法という希望~満員御礼 
5月14日大阪弁護士会憲法記念行事「憲法という希望」は800人収容の大阪弁護士会館2階フロアが一杯になる文字通り満員御礼であった。

なんと言っても著名な木村草太教授とNHKクロースアップ現代のキャスターを長く勤められた国谷裕子氏のネームバリューのお陰である。無論、安倍政権の下「憲法改正」の危機感がその背景にある事は言うまでもない。

木村教授の講演と国谷キャスターとの対談は実に素晴らしいものであった。この長時間の内容を、紙面の関係上そのごく一部だけお伝えする。

昨年、多くの人に知れ渡った「立憲主義」について、木村教授は、蟻川恒正教授の文献を引いて「中世立憲主義」と「近代立憲主義」の違いを述べる。立憲主義の段階には三つある。第一段階は国家不在の無秩序の時は、内戦が収まらない。第二段階は主権国家の確立である。ここで内戦は収まるが、新たに王の専制をどう規制するかという問題が生ずる。そこで貴族が権利章典を守らせたのが中世立憲主義である。しかし、依然として主権国家による国民の弾圧という問題が残る。そこで第三段階として近代立憲主義が確立し、人権の尊重と権力分立が謳われる。

この第三段階の立憲主義を具体化するものが「立憲的意味の憲法」という事であるが、これは過去に国家が仕出かしてきた失敗のリストである、と木村教授は分かりやすく説明する。即ち、無謀な戦争の失敗から「軍事力の統制」、人権侵害の失敗から「人権保障」、権力独裁の失敗から「権力分立と民主主義」この「軍事力の統制」、「人権保障」、「権力分立と民主主義」を含んだものが立憲的意味の憲法である。木村教授は具体例を引いて、木村理論と政府理論の違いを説明するが、結局真に憲法を守らせるには、最後は、国民一人一人が憲法を権力に守らせていくしかない、という。

対談で国谷キャスターが、憲法は大変難しいと述べ、そもそも憲法は何の為にあるのか?と尋ねた時、木村教授は「憲法は難しく考える事ではない。憲法が目指しているのは、色んな価値観、色んな考えを持った人が、共存出来る社会を作る事。普通にテレビが見られる、町を歩いていてもいきなり逮捕される事はない。そういう社会を作る為のもの」と述べられた。つまり、今、当たり前に生きられるのも憲法のお陰という訳である。

そして「専門家はきちんと合理的に説明する義務がある。市民で分かる言葉で説明するのが専門家である」と締め括られた時満員の会場から大きな拍手が起こった。

木村教授が多忙なところ出来る限りマスコミに出演したり、講演の依頼に応じておられるのはこういう精神からであろう。
憲法に希望を抱き、立憲主義を守りたいものである。


転載元: 情報収集中&放電中