riboni5235’s diary

英国庭園、ミュージカルファン、親子・ペアのアメショー3匹と暮らしています.バラ栽培アンティークも大好きです。よろしくお願いします!

<span itemprop="headline">原発を作らせない人々 西さんからのメール</span>

みなさま   西英子です。
 
16日の夜は 金曜行動です。
 
中電本店前   18時~19時 夜は寒いのでマフラーをしていきましょう。
 
〇 24日(土)はドキュメンタリー映画2本の上映会をします。
  最新の情報として今年放映されたテレビの映像も紹介します。
 
 前回にひきつづき、上関原発をつくらせないよう34年闘ってきた人々のことを
 書きます。
 
(1)3.11後「上関に原発を建てるのは理不尽」と校長会で発言した小学校長
 
 上関町立祝島小学校のYさんは、祝島にきてから抱きはじめていた原発への疑問が、
 福島原発事故を経て憤りに変わった。
 単身赴任の教員住宅では、島民が作った小出裕章(京大原子炉実験所助教)の
 講演録を読みふけった
 「文部科学省原子力ムラに加担してきたのではないか。安全神話を子どもたちに
 教えてきたことを反省すべきではないか
 11年5月、山口県小学校長会の研修会に出席しやYさんは質問した。
 
原子力、エネルギー教育について、今後のあり方など県教委のご見解をお聞きしたい」
と、普通、県教委に要望をぶつける校長などいない。 その後、校長会の会長ら幹部に
呼び出されて「校長会の顔に泥を塗られた」と叱責された。説教は延々と続いた。
 
教育界を率いる者が、あの震災後も原発問題に何も疑問をもっていないなんてと、
Yさんは帰りの車中で辞職を決意した。55才で辞職した。
祝島から約25キロ離れた下松市の自宅で、一人だけの散歩デモを始めた。
脱原発」のプラカードを体の前後に括りつけて、中国電力の火力発電所、市役所、
原発にかかわる大手家電メーカーの工場など約2時間かけて毎朝歩いた。
 
2011年8月ごろからは、上関町の中国電力上関原発準備事務所前に立った。
スノコを立て看板にし、「脱!原子力ムラ」「中電さんサヨナラ」と印刷した紙を張った。
東京で毎週金曜日、首相官邸前で反原発デモが行われていた。それの合わせて
続けた。
 
「一緒に歩いて良いですか」Yさんはそんな反応があるのではと期待した。だが、祝島
から約25キロ離れた地元では、何の反応もなかった。かっての教員仲間とは疎遠に
なった。
自分はドン・キホーテだったのかもしれないと思うこともある。だがこう思う。
「自分もかっては、原発に無関心だったのです」と。
 
(2)原発に頼らない「島おこし」をする女性たちのお話し
 
 前回書いた民子さんには、腹が立って忘れられない言葉がある。
 2009年頃、中国電力の社員が船上からマイクで島民に呼びかけた。
 『農業や漁業の第一次産業だけで、本当に島がよくなるとお考えですか』
 『人口が減って、お年寄りばかりの町になっているんですよ』
 1982年に原発計画が浮上した当初、島内の原発推進派の町議らは
 「原発ができれば交付金が町に入る。あまり働かなくても楽に暮らせる」と説いた。
 
 女性たちはそれに反発した。それなら原発のに頼らない島おこしをすればいいんだろう。
 女性たちは85年からビワ茶、水産加工品の商品開発を本格化させた。
 89年頃から評判が高まり始め、全国各地の産直団体などに卸すようになった。
 今やほとんどの商品が固定客だけで完売するという。
   
 〇 祝島の無農薬のビワ茶とひじきは私も食べましたが、おいしいです!
 
 祝島の島民は、先祖から受け継いできた命や生活、ふるさとを守るために、
 一貫して原発計画と補償金を拒否してきました。
 34年にわたる闘いの映画をぜひ観に来てください。
 あなたのまわりに人たちにも 拡散してくださいますようお願いします。
 
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
12/24(土)映画2本上映会  山口県は埋立許可を延長した  
      海を埋め立てて上関原発を建設するのか?
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
 
日時/ 12月24日(土)2回上映 各2時間10分
    午前の上映 10時30分~12時40分
    午後の上映 2時~4時30分
 
場所/ ナディアパーク6階 集会室
    (市民活動推進センター)
    地下鉄 栄駅 7,8番出口7分
    地下鉄 矢場町駅 5,6番出口5分
 
映画/(1)『祝の島』纐纈あや監督 105分
    (2)『神の海に暮らす~まだ見えぬ原発に揺れる島~』
        山口朝日放送制作(2016年)25分
     「海と山さえあれば生きていける。だから私の代で海を売らん」
      と中国電力に対して、34年も闘い続けています。
 
資料代として 500円
 
主催/  上映の会
問合せ/ 西英子(052-808-3241)
 
福島の原発事故で、上関原発予定地の埋立工事が中断になりました。
しかし、今年の8月になって突然、山口県は工事の免許期限延長を
許可しました。
祝島の人びとは、許可を撤回せよ「上関原発絶対反対!」と闘っています。
「海と山さえあれば生きていける。だからわたしらの代で海を売らん。
海は私たちのいのち!」
と34年間も闘い続けています。ぜひ映画をごらんになってください。
お願いします。