<span itemprop="headline">格子無き「人質」国家 (その1)兵頭に訊こう</span>
格子無き「人質」国家 (その1) ◆
━━━━━━━━━━
ジョン・W・ダワーは『容赦なき戦争』のなかで、戦時
中の日本の皇道主義とイスラムのジハードの共通点を指
摘している。ともに聖戦であったというのである。
ビンラディンの「殉教者」は、日本の神風、特攻、軍神、
英霊と類似点があるというのだ。イスラム教原理主義者
たちの「西洋の堕落」は、戦時中の日本の「鬼畜米英」
プロパガンダを見習っているのではないかと思われるほ
どだという。
さらにイスラム教のテロリストが、米国あるいはイスラ
エルからアラブの土地を解放するという理念は、戦時中
の日本が、アジアを欧米の植民地から解放すると謳った
理念に酷似している、と指摘する。
わたしも中東で自爆テロが敢行されるとき、何か日本の
特攻精神と似ているものを感じるときがある。これは多
くの人たちが漠然と感じていることではなかろうか。
翻って米国の、アラブ(テロリズム)と日本(特攻・神
風)への執念深い敵愾心も酷似している。現在、ともに
実働部隊は、実質的な米国の傭兵である。米国の収奪に
なくてはならないものになっている。そしてアラブ、日
本はともに米国にとって「人質」と「破壊」の対象でし
かない。
オリバー・ストーン監督が来日している。かれが紹介し
た元CIA職員のエドワード・スノーデンの証言は衝撃
的なものだった。
「不思議な縁でモスクワでスノーデンと会うようにとの
連絡を受けました。
9回会う中、貴重な情報を得ることができました。
それはニュース以上に価値のある情報でした。
彼(スノーデン 注 : 兵頭)は2年間、日本に駐在して
いた。
将来的に日本がアメリカの同盟国でなくなったときのた
めにスパイプログラムをダム、駅、発電所、銀行などに
組み込んでいた。
いざとなれば(日本を 注 : 兵頭)機能停止に追い込
めます。
非常に恐ろしいことです」(「オリバー・ストーン監督
が明かした“衝撃情報”2017年1月18日」)
https://youtu.be/KVKwOEJK4dQ
(引用終わり)
また、ユーチューブ IWJの岩上安身の質問に答えたオ
リバー・ストーンの答えも衝撃的である。(「米国の同
盟国をやめた瞬間に、CIAのマルウェアが日本中のイン
フラを崩壊させる!? スノーデン証言の真偽は!?
─ 映画『スノーデン』のオリバー・ストーン監督に岩
上安身が直撃質問! 2017.1.18」)
https://youtu.be/MJhWmf9j_Ew
動画の最後の方で、オリバー・ストーンが、米国では岩
上のような質問はジャーナリストの誰ひとりしなかった、
と語っているが、この事実も、十分恐ろしいことのよう
に思われる。
今や、この世界には触れてはならないタブーのようなも
のがあって、その真実を遠巻きにしながら、虚構のなか
で人々は生きているのではないか。とりわけメディアが
そうである。その虚構をトランプは暴こうとして、メデ
ィアを使った1%の猛反撃に遭っているのである。
「人質」といえば、ISISも米国の「人質」である。米国
の傀儡でなくなったとき、あるいは自立して純粋にアラ
ブの大義に生きようとした時点で、ISISの幹部は暗殺さ
れるだろう。
今後、このISISと日本の運命はどうなるのだろうか。オ
リバー・ストーンは、その運命を日本は変えなさいと忠
告する。トランプ勝利によって、実はその好機のなかに
日本はいるのだが、安倍晋三と日本の官僚は、これまで
の「人質」路線を踏襲したがっている。なぜなら「人
質」(「対米隷属」)と1%の利権を結びつける戦略を
生きていて、満足しているからだ。
自民党を中心とした日本の政治は、99%を奴隷化し収奪
することで、1%の利権を獲得する政治である。だから
米国1%のために売国にいそしんできた。
安倍晋三がまだ前のめりになっているTPPはその象徴で
ある。
その宗主国で、トランプが、今のところ暗殺されること
もなく無事就任式を終えた。
大統領就任演説で、トランプは、要旨、次のようなこと
を語った。
(「その2」に続く)
・‥…━━━☆
今日も最後まで読んでくれてありがとうございます。
年々にわが悲しみは深くして
いよよ華やぐいのちなりけり
岡本かの子
みんな、あしたこそ、幸せになあれ!
0∞∞0∞∞0∞∞0∞∞0∞∞0∞∞0∞∞0∞∞0∞∞0
あとがき
ご意見、ご感想は、ツイッターのDMでください。
0∞∞0∞∞0∞∞0∞∞0∞∞0∞∞0∞∞0∞∞0∞∞0
メルマガ『兵頭正俊の知らなきゃ滅ぶニュースの真相』
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ジョン・W・ダワーは『容赦なき戦争』のなかで、戦時
中の日本の皇道主義とイスラムのジハードの共通点を指
摘している。ともに聖戦であったというのである。
ビンラディンの「殉教者」は、日本の神風、特攻、軍神、
英霊と類似点があるというのだ。イスラム教原理主義者
たちの「西洋の堕落」は、戦時中の日本の「鬼畜米英」
プロパガンダを見習っているのではないかと思われるほ
どだという。
さらにイスラム教のテロリストが、米国あるいはイスラ
エルからアラブの土地を解放するという理念は、戦時中
の日本が、アジアを欧米の植民地から解放すると謳った
理念に酷似している、と指摘する。
わたしも中東で自爆テロが敢行されるとき、何か日本の
特攻精神と似ているものを感じるときがある。これは多
くの人たちが漠然と感じていることではなかろうか。
翻って米国の、アラブ(テロリズム)と日本(特攻・神
風)への執念深い敵愾心も酷似している。現在、ともに
実働部隊は、実質的な米国の傭兵である。米国の収奪に
なくてはならないものになっている。そしてアラブ、日
本はともに米国にとって「人質」と「破壊」の対象でし
かない。
オリバー・ストーン監督が来日している。かれが紹介し
た元CIA職員のエドワード・スノーデンの証言は衝撃
的なものだった。
「不思議な縁でモスクワでスノーデンと会うようにとの
連絡を受けました。
9回会う中、貴重な情報を得ることができました。
それはニュース以上に価値のある情報でした。
彼(スノーデン 注 : 兵頭)は2年間、日本に駐在して
いた。
将来的に日本がアメリカの同盟国でなくなったときのた
めにスパイプログラムをダム、駅、発電所、銀行などに
組み込んでいた。
いざとなれば(日本を 注 : 兵頭)機能停止に追い込
めます。
非常に恐ろしいことです」(「オリバー・ストーン監督
が明かした“衝撃情報”2017年1月18日」)
https://youtu.be/KVKwOEJK4dQ
(引用終わり)
また、ユーチューブ IWJの岩上安身の質問に答えたオ
リバー・ストーンの答えも衝撃的である。(「米国の同
盟国をやめた瞬間に、CIAのマルウェアが日本中のイン
フラを崩壊させる!? スノーデン証言の真偽は!?
─ 映画『スノーデン』のオリバー・ストーン監督に岩
上安身が直撃質問! 2017.1.18」)
https://youtu.be/MJhWmf9j_Ew
動画の最後の方で、オリバー・ストーンが、米国では岩
上のような質問はジャーナリストの誰ひとりしなかった、
と語っているが、この事実も、十分恐ろしいことのよう
に思われる。
今や、この世界には触れてはならないタブーのようなも
のがあって、その真実を遠巻きにしながら、虚構のなか
で人々は生きているのではないか。とりわけメディアが
そうである。その虚構をトランプは暴こうとして、メデ
ィアを使った1%の猛反撃に遭っているのである。
「人質」といえば、ISISも米国の「人質」である。米国
の傀儡でなくなったとき、あるいは自立して純粋にアラ
ブの大義に生きようとした時点で、ISISの幹部は暗殺さ
れるだろう。
今後、このISISと日本の運命はどうなるのだろうか。オ
リバー・ストーンは、その運命を日本は変えなさいと忠
告する。トランプ勝利によって、実はその好機のなかに
日本はいるのだが、安倍晋三と日本の官僚は、これまで
の「人質」路線を踏襲したがっている。なぜなら「人
質」(「対米隷属」)と1%の利権を結びつける戦略を
生きていて、満足しているからだ。
自民党を中心とした日本の政治は、99%を奴隷化し収奪
することで、1%の利権を獲得する政治である。だから
米国1%のために売国にいそしんできた。
安倍晋三がまだ前のめりになっているTPPはその象徴で
ある。
その宗主国で、トランプが、今のところ暗殺されること
もなく無事就任式を終えた。
大統領就任演説で、トランプは、要旨、次のようなこと
を語った。
(「その2」に続く)
・‥…━━━☆
今日も最後まで読んでくれてありがとうございます。
年々にわが悲しみは深くして
いよよ華やぐいのちなりけり
岡本かの子
みんな、あしたこそ、幸せになあれ!
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あとがき
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