riboni5235’s diary

英国庭園、ミュージカルファン、親子・ペアのアメショー3匹と暮らしています.バラ栽培アンティークも大好きです。よろしくお願いします!

「イギリス女性参政権運動とプロパガンダ: エドワード朝の視覚的表象と女性像 」と「欲張りな女たち」

 

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女性参政権運動の映画「未来を花束にして」を観て、
まだ図書館に上の本しかなかったので
借りました。
何たる題名、内容もあんまり心に響いてこないのはなぜ?
 
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その後、映画館でも販売されていたのが上の本、
図書館が買ってくれました。ありがたい。
 
でも私の頭では読みにくい本でした。
 
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宝石が買えなければリボンなどでOK
 
 
この20世紀初めのイギリスの女性参政権運動は
日本でも頻繁に報道された
 
1913年、東京日日新聞
「女権運動者凶暴」と断じた
 
戦闘的行為は映画でも描かれました。
大衆を巻き込み、大衆をいかに味方につけるか模索した運動だった。
そこまでしないと獲得できなかった。
 
戦闘的な行為と共に
大衆に女性参政権の必要性を認識させるための
行進、バザー、演劇、ポスターと言った様々な視覚的な媒体を使用してプロパガンダ(宣伝活動)を駆使
1869年女性の地方選挙権が認められた!
しかし1872年の裁判判決により
既婚女性は除外された
(夫に支配される女性か)
 
未亡人を含む独身の女性納税者のみが地方参政権を得た。
 
既婚女性も地方参政権を得たのは1894年
 
国政選挙において女性に選挙権が与えられたのは
第一次世界大戦終了後の1918年の事。
 
長い道のり。
 
 
キスをされたことのないサフラジェットたち
 
男性のように尖った鼻に長い顔に描かれた
 
政治犯と呼ばれる権利はないなどなど。
 
男性の政治犯が同じ事をしても彼女たちは女性であるがゆえに
世間からの批判は強かった。
 
1910年の二回の行進はイメージ回復のために囚人でありながらも
 
女性らしく淑女で有ることを示すための物。
 
だから彼女たちは白い衣装を身に付けた。
 
モノクロ写真で白は非常に映えた。
 
長谷川如是閑は「囚人たち」の行進をこのように描写した。
 
ギリシャの神話でもありそうな風景で一種凄愴の印象を与える
男子のデモンストレーションが与える事の出来ない印象を
女子のデモンストレーションは与えるのはこれだ。」
 
 
ヒロインたちをバナーに
ジャンヌ・ダルクのような殉教者を伝記や演劇にして行進の中でバナー
として、時には仮想する対象として使用した。
 
バナー制作で色彩、材料を重視
 
こうした材料の重視はアーツ&クラフツ運動のウィリアム・モリス
らの主張とも一致、彼女たちがこの運動の影響を受けていたことを
伺わせる
 
1911年の「女性戴冠行進」は
白馬に乗ったジャンヌ・ダルク、そのあとに
指導者であるパンクハースト夫人らと
「サフラジエットの囚人たち」
その後に歴史上の女性たちの仮装
 
帝国の代表としてニュージーランド、オーストラリア、カナダ、
の代表が参加
 
女性らしさだけでは大衆を説得できず行進を統制し軍隊的な要素
という男性的な価値観も取り入れた。
 
女性らしさだけでは大衆を説得できず行進を統制し軍隊的な要素
という男性的な価値観も取り入れた。
 
新聞も行進の美しさと大きさを誉めたたえた。
 
 
 
行進を目撃した画家の牧野義雄は行進が3時間続いたと言及しつつ
すべてを観るのに疲れてしまったのだろうか?
いや!ちっとも。
私はすべてに魅了されたと感嘆した。
 
だがアルフレッド・オレイジの「ニュー・エイジ」のみは辛らつに批判
 
批判は簡単です。
 
女性たちが知恵を出し合って大衆を説得しようとしたのである。
 
今の日本の閉塞的かつ危険な状況をいかにして打開すべきか。
 
民主的な考えが全く通じない政権を。
 
 
 
 
上を参照ください。
 
 
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2017年1月16日更新
 

世界を変えたのは、私たちと変わらない平凡な女性たちだった 
母、妻、娘、そしてひとりの人間である《すべての女性》に贈る希望の実話

http://img.eiga.k-img.com/images/special/2520/mirai-hanataba_01.jpg?1484034676 アカデミー賞とゆかりある実力派女優たちが、未来へ希望をつないだ感動の秘話に挑んだ
1912年のイギリスを舞台に、女性の参政権を求めて声を上げた人々の姿を描く感動作「未来を花束にして」が、1月27日から全国公開。キャリー・マリガンヘレナ・ボナム・カーターメリル・ストリープら実力派俳優が集結した本作を、なぜあなたに届けたいのか。その3つの理由をお伝えする。
 
 
政治に参加する権利や職業選択の自由など、男性だけが自由と権利をおう歌していた時代。本作では、女性の選挙権を要求する運動が活発になっていた1910年代のイギリス・ロンドンが描かれる。女性、そして未来を担う子どもたちのために声を上げた彼女たちは「サフラジェット」と呼ばれたが、その真の姿が、本作で初めて映画化。見逃すわけにはいかない。
http://img.eiga.k-img.com/images/special/2520/mirai-hanataba_05.jpg?1484034705 本作を見れば、“当たり前”と思っていることへの“本当のありがたみ”に気づく