riboni5235’s diary

英国庭園、ミュージカルファン、親子・ペアのアメショー3匹と暮らしています.バラ栽培アンティークも大好きです。よろしくお願いします!

名古屋絵付け集大成この道70年長谷川先生

 
レトロな名古屋陶磁器会館
 
 
 
 
 
 
長谷川先生は馬や風景がお得意のようです。
馬の躍動感が素晴らしい
 
 
これはまだ焼成前の絵皿
 
このパープル色がたまらない、癒されます。
蕾が丸くなく、開き始め
 
下のイエローの薔薇の作品が、値段も大きさも手ごろと思わず
「貰います」
中には信じられないほど軽いブルーローズのカップがありましたが
あまりに繊細。
これは後で伺うとこの土はこの陶磁器会館にあったものと。
 
ソーサー部分にケーキなど置けるようになっていると又場所がない。
 
そのうち、優しくて知的な雰囲気の男性登場、やはり長谷川氏でした。
目の前で絵付けを拝見出来てラッキー、
 
筆は何本も並んでいるのに1本の筆で角度変えてササッ~と
流れるように平筆を滑らせ、色を載せたり
角を使い絵具を取り除いたり。
手品のよう。あっと言う間に出来上がり
さすがこの道70年
何枚も同じ物描かれているのです。
お弟子さんはマイセンに行っても長谷川先生の方が上手いと
(ブランドでも昔の職人は上手でしたが今はねえ、だからアンティークが好きになるのです。)
お連れ合い様もお洒落で昔絵を習っていた薮野正雄先生の奥さまを
思い出しました。
お話しするうちに鳥肌
 
 
 
これは内緒のつもりでしたが
イエローのバラの奥のブルーローズはコペンハーゲン
 
 
オールドノリタケのような形の花瓶、裏にも薔薇の蕾
これも大きさがうちにはぴったり、金彩は少しで私向き。
 
 
退院してから自分の食事は勿論、家族の洗濯、掃除で疲れ、ふと行きたくなりました。
大きな美術展などは無理、公共交通機関ではちょっと行きにくい場所なので車で。
全く買うつもりなどありませんでした。
 
 
後ろの方は猫や人物の作品など
大きな絵皿はアンティークのようで好きでしたが大きさ、値段も
無理無理。
 
 
 
 
下は中日新聞からの引用です。
<目耳録> 先生 
2017/9/21 夕刊
 瀬戸や美濃の白磁器に絵を描き、窯で焼いて定着させる「名古屋絵付け」。職人の長谷川徳幸さん(83)=名古屋市守山区=は、還暦を過ぎて「先生」になった。六十歳で開いた個展を見た人に頼まれて始めた絵付け教室。今も週三回、十数人に教えている。
 子どものころの夢は学校の先生。諦めたのは絵付け職人だった父を、十四歳のときに亡くしたから。七人きょうだいの次男で、すぐに稼ぐ必要があった。
 教室の生徒は趣味で描く人だが、長谷川さんは「教えられるのは、うれしい」と言う。名古屋絵付けを施した陶磁器は円高の進行で海外で売れなくなり、この数十年で職人は激減。業界の将来はなかなか見通せない。
 それだけに、技術を伝える「先生」はやりがいがある。生徒の中には、陶磁器の絵付けの技能士試験に合格し、窯を買った本格派もいる。
(井本拓志)