「獄友」「森友」この違いをご覧ください、監督舞台挨拶
やってないのに全員殺人犯!5人合わせて155年を獄中で過ごした男たちが娑婆で再会、友情を深めていく奇跡の物語。みんな声をそろへて言う「不運だったけど不幸じゃない」。
今日初日で監督の挨拶が有ると気が付いて朝一番の回に駆けつけました。監督、トークもナレーションもお上手です。
冤罪はいつだれに降りかかるかわかりません、
特に今のこの政治状況では、自分の問題と考えてほしい。
笑える場面、桜井さんの上手な歌もあります。
次の中川運河もヒットしているらしく混んでいてパンフが買えませんでした。又行きます。
「獄友」5人の交流描く 冤罪に迫る金監督3作目「青春取り戻す姿見て」 24日から東中野で上映 /東京
狭山、袴田、布川、足利事件で獄中生活を送った男性5人の釈放後の日常を描いたドキュメンタリー映画「獄友(ごくとも)」が24日から、JR東中野駅前の「ポレポレ東中野」で上映される。冤罪(えんざい)に迫る映画を撮り続ける金聖雄(キムソンウン)監督(54)のシリーズ3作目。5人が交流を重ねながら、前向きに生きる姿を映像化している。【福沢光一】
フォーク歌手、小室等さん(74)の呼び掛けで完成した主題歌「真実・事実・現実 あることないこと」(谷川俊太郎作詞、小室等作曲)
↓のレビューが良いので引用させてもらいます。
冤罪に人生を狂わされた人々の爽やかな笑顔
本作で描かれるのは、社会正義ではなく、日本の警察の自白偏重主義の問題や拷問の実態でもない。本作は、冤罪で長期間の獄中生活を強いられた人々の、その体験からくる血より濃い絆を描いた友情映画だ。
犯罪者のレッテルの苦しみ、獄中生活のつらさにこわばる瞬間はもちろんある。とりわけ袴田事件の袴田巌さんの出所直後の姿はショッキングだ。
しかし、それ以上にこの映画にははじけんばかりの笑顔があふれている。まるで青春映画を観ているかのような気分にさえなる。
足利事件の菅家利和さんも狭山事件の石川一雄さんも、みなとても良い笑顔を見せている。主要登場人物の一人、布川事件の桜井さんなどは、冤罪で獄中生活を強いられたからこそ、自分は真人間になれた、冤罪のおかげで人生を豊かに過ごすことができるようになったとさえ語る。
犯罪者のレッテルの苦しみ、獄中生活のつらさにこわばる瞬間はもちろんある。とりわけ袴田事件の袴田巌さんの出所直後の姿はショッキングだ。
しかし、それ以上にこの映画にははじけんばかりの笑顔があふれている。まるで青春映画を観ているかのような気分にさえなる。
足利事件の菅家利和さんも狭山事件の石川一雄さんも、みなとても良い笑顔を見せている。主要登場人物の一人、布川事件の桜井さんなどは、冤罪で獄中生活を強いられたからこそ、自分は真人間になれた、冤罪のおかげで人生を豊かに過ごすことができるようになったとさえ語る。
不運ではあったければど、不幸じゃないと彼らは言う。警察組織も社会も理不尽ではあるけれど、それでも人生は素晴らしいものにできると彼らは語りかける。感動した。
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- ローチさん / 2018年3月30日 / PCから投稿
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- 評価: 5.0
すぐ近くご両親のお墓が有るのに墓参りに行けない石川さん、まだ無罪を勝ち取っていないから…優しい笑顔の方がこんな苦しみを背負い続けています。 -
それぞれのお連れ合い様たちも立派です。
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袴田さんのお姉さまも若く気丈!
借物画像石川一雄が服役した千葉刑務所