心ときめく少女漫画、美の壺
<File451>少女たちを夢中にさせてきた少女漫画。戦後に生まれ、漫画家の工夫と努力が独特の表現を花開かせてきた。▽作者が明かす、キラキラと輝く大きな瞳のルーツとは?▽登場人物が背負う花。「ガラスの仮面」の作者が語る独自のルールとは?▽陸奥A子、「セーラームーン」、「アオハライド」…時代によって変化するヒロイン像とは?▽「ベルサイユのばら」の作者が語る、あの人気キャラクターの誕生秘話を紹介!
高橋真琴氏
主に童話のヒロイン、雑誌のカラーページなど、少女を題材とした作品を手がける。緻密な装飾的描写と、華やかで繊細な彩色を特徴とする。
1995年にはじめて刊行された画集『あこがれ』の帯に「少女の瞳にはじめて星が輝いたあの日」とあるが、イラストの少女の瞳に星を描いた最初の作家と言われている。
私の年代では漫画は家では禁止に近く友人に借りたりしました。
手塚漫画などは勉強になるのに。
少女マンガのあの大きな☆がきらめく目や花を背景にする少女像はどこから来たのか。
現代の漫画は昔と反対で少女が行動的で男子を助ける
アオハライトや海月(くらげ)姫は知りませんでした。
真打ちはやはりベルばら。
高2からマリー・アントワネットの話は面白いと漫画の構想を温めてきた池田先生。
出版社からは歴史物は当たらないと反対されましたが
自分でも面白くて寝られないのに、
これが面白くなかったらそれは作家が悪い。
オスカルと言う架空のキャリアウーマンを創作したのが当たりましたね。
自由であるべきは心のみにあらず!
オスカルの名言には泣かされます。
「美の壺」は暮らしの中にあるさまざまな美の選び方や鑑賞法を、3つのポイントに絞って解説する美術番組。7月27日の放送回では少女マンガにスポットを当て、「表現」「ヒロイン」「ジャンル」という点から掘り下げていく。「表現」では少女マンガ特有のキラキラな瞳について、高橋真琴にそのルーツをインタビュー。また登場人物の背景にたびたび登場する花に関しては、「ガラスの仮面」の美内すずえが語る。
「ヒロイン」では明治大学の藤本由香里教授へインタビューをし、時代によるヒロイン像の変遷を見ていく。また「ジャンル」には「ベルサイユのばら」で知られる池田理代子が登場。“共感しづらい作品で、いかに読者を作品の中に引き込むのか”という作家の葛藤について明かされる。
番組では宝塚のベルばら涼風オスカルの1場面が流されました。
画像は借物です。