わかりやすい「満洲暴走 隠された構造 大豆・満鉄・総力戦 」
安冨先生の本、3冊目です、どれも読みやすくわかりやすい
大事なことをわかりやすくは井上ひさしと同じですね。
800円の新書がアマゾンでは今4506円になっています。
今の中国東北部は「樹海」だった。
その満州はトラを見ることも珍しくなく、ヒョウに至っては猫のごとく生息
私だったら狂喜乱舞する( ´艸`)
樹木はもみ、カラマツ、白樺、アカシア、カエデ、ナラなど。
山葡萄、サルナシの実の美味しさは格別、大木から灌木まで実に様々な木々が
入りまじってノビノビ育っていた。
それがたった20年で緑あふれる母なる大地がただ一面の大豆畑へとべったりと描き替えられたのです。
日本の貧しい農民が満州へ移住させられました。
今放送中の昼ドラ「やすらきの刻」で描写されました。
中国人を追い出して
アマゾンやシベリアも同じ
ハンバーガーや牛丼食べるとアマゾンの森林が消える。
1937年から日中戦争、
貴重な鉄をドンドン満州へもっていって汽車や貨車を作った。
日本の貴重なお金と資源をつぎ込んで必死になって鉄道を敷いて、
結局何も役に立たず
中国人の物になったのならまだいいのにソ連軍がかなりの量の車両や路線を戦利品として持って行ったのです。
こういう愚かなことを延々と勝必死でやっていた
戸籍というシステム
イデオロギーがでっち上げられて、国民に注入され続けた p174
徴兵制がなくなり、家制度がほぼ崩壊した後は差別につながる戸籍制度は
何意味もない。即刻廃止すべきです。
戸籍制度が残るのは日本と台湾ぐらい
「立場」が暴走し村ごと皆殺しにした平頂山事件 p192
ミュージカル「李香蘭」に登場する平頂山事件がここまで残酷だったとは、
ゲリラと平頂山の集落が繋がってるとみて
女性子供を含め3000人を殺し、集落を焼き尽くし、遺体の山を瓦礫がに埋めるというすざまじい証拠隠滅が図られた。
ゲリラが強いわけも読みました。
米国はベトナム戦争などでも負け続けている。
その米国の手先になってる安部政権は許しがたい。
平頂山の暴挙を止めようとした炭鉱次長の日本人もいたが聞き入れられず。
その人たちが戦後死刑になりました
直接の実行者たち軍関係者は転属や配置替えで身柄確保を逃れた
第9回 安冨歩「歴史に学ぶ」
日本は満洲国のように崩壊しつつある
山本太郎さんが安冨先生を候補者にしたわけがわかります。お二人ともよく研究されてます。