riboni5235’s diary

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悲劇そして感動...”旭山動物園”のベテラン飼育員に密着:運命の日~ニッポンの挑戦者たち~

ライフ

BSテレ東

2018.3.20 「運命の日」~ニッポンの挑戦者たち~

スポーツや芸術、ビジネスなど、様々な世界で新しいステージへ挑戦し続ける人たちがいる。

彼らは卓越した才能と努力で、自身の運命を切り開くことができるのか?
その"運命の日"までに密着取材した心が熱くなるドキュメンタリー「運命の日~ニッポンの挑戦者たち~」。
ナビゲーターを小泉孝太郎が務める。


-23℃、真冬の旭川市。ここに世界中から多くの人々が訪れる場所がある。

南極に暮らす彼らにとってこれくらいの寒さはへっちゃらだ。このかわいらしいペンギンたちの姿がSNSで世界中に拡散され、多くの外国人観光客が旭山動物園を訪れる。
旭山動物園では18名の飼育員が働いている。エゾヒグマ、アムールトラユキヒョウなどの猛獣を担当する大西。
動物たちが大きな声で威嚇して恐ろしく思えるが、実は彼らもこちらのことが怖いのだという。そしていかに彼らの気持ちを汲み取り、寄り添ってやれるかが大切なのではないかと大西は話す。だからこそ、扉の開け閉めや掃除一つを取っても、動物たちに余計なストレスがかからないように注意を払う。

 

出産の際、非常に神経質になる動物のために大西は木製の産箱を作り、中は暗く、落ち着いて出産出来る環境を整える。今では旭山動物園の人気者、アムールトラナージャとソーンも、大西が作った産箱で生を受けた。
しかし中には悲しい出来事もあった。ユキヒョウの担当になって1か月。大西がユキヒョウの気持ちを汲み取る間もない時期に出産を迎えることとなってしまった。慌てて産箱を作ったが、産箱に慣れる時間が十分でなかったため落ち着かず、寒さなどの原因で生まれたばかりのユキヒョウが死んでしまったのである。次の朝、産箱を見てみると、肉食動物である母親は我が子を食べてしまっていた。残されていたのは頭蓋骨と背骨だけ。それを回収する時の切なさと落ち込みは今でも大西の中に深く残っている。物言わぬ動物たちの気持ちくみ取ることの難しさ、大切さが身に染みた。


だが嬉しいことに、翌2016年、ユキヒョウは産箱にも慣れ、もう一度元気な赤ちゃんを産んでくれた。物言わぬ動物たちだが、自分の作った産箱で出産し、子を育ててくれたと言うことが、動物からの「これでいいんだよ」という答えなのではないかと話す。


旭山動物園には女性の飼育員もいる。写真と続機はこちら

 

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