歌舞伎座仁左衛門・玉三郎「道明寺」
14日に上野動物園をちょっと観て歌舞伎座へ、お目当ては「道明寺」と「羽衣」
歌舞伎座『二月大歌舞伎』昼の部レポート 代々受け継がれた魂宿る仁左衛門の菅丞相『菅原伝授手習鑑』
後に天神様と祀り上げられた菅原道真、
昔は政敵を蹴落とし、恨みが怖いから神に昇格させました。
今の仁左衛門の父の当たり役がこの道真、
今は仁左衛門が演じます。
孫の
道真の養女になっている姫は醍醐天皇の弟・斎世親王と密会、駆け落ちして道真失脚の原因を作る。
養父の袖に取りすがる玉三郎!
今回の玉三郎は苅屋姫の実母で道真の伯母、「覚寿」白髪頭の役。
悲しい役で苅屋姫は道真左遷の原因を作り、姫の姉は夫に殺され、その仇を討つ。立ち回りがあります。
周り舞台で1階席では見えなくなるのに、半分裏で激しい立ち回りが続く場面。
謀反のえん罪を着せられ太宰府に旅発つ、道真の袖に取りすがり、涙を誘う姫。
姫と別れを告げたい気持ちを抑えて幼女を観たい気持ちを抑えて道真が旅たちますが、お顔、目は神々しく悲しみに満ちています。
歌舞伎座で、節分の日この舞台で豆まきをしたそうですが仁左衛門丈は出ません。
このお役は特別で精進潔斎するほどですから。
道明寺のいわれ