riboni5235’s diary

英国庭園、ミュージカルファン、親子・ペアのアメショー3匹と暮らしています.バラ栽培アンティークも大好きです。よろしくお願いします!

<span itemprop="headline"> 川本喜八郎美術舘</span>



飯田市 川本喜八郎美術舘
11日の川本先生御出演のイベントの詳しいレポは桃園の会の千草さんのブログが詳しいのでぜひお読みください。
 http://ikpm.exblog.jp/

 

 飯田は戦後まもなくの大火で昔の町並みを失ったのが残念。お祭りで歩行者天国、楽しい授業や流しそうめん流しも開催。先週は人形劇フェスタで全国から学生、プロ、アマの人形劇が行われた。来年はなんと30周年で世界の人形劇が鑑賞できるそうだ。

 この飯田は300年の歴史を育む人形劇のまち、その中心街に2007年3月25日に美術舘はオープン。川本さんを館長に迎え「三国志」などの人形の寄贈を受けた。川本さんは80歳になられるのにお元気でにこやかにお話された。公演に先立ち、貴重な人形の撮影も許された。皆さん、大喜びだったのはいうまでもない。



 川本喜八郎美術舘は黒の現代的な建物。早朝に写したが上手く写らなかった。

 飯田のシンボルリンゴのマンホールは可愛い。近くに倉作りの店舗やリンゴ並木、小川、薔薇などの花壇がある。



 「三国志」をご覧になった方はこの人形をよくご存知でしょう。


 私のお気に入りの「死者の書」のセットの展示もある。ヒロインの朗女の機織シーンや当麻寺の東塔の前の郎女。大伴家持恵美押勝の宴会場面のガラスの杯やとっくりがドールハウスの備品のようで美しい。

 「した、した、した」と映画で印象深い言葉=水の滴る音が響いてくるようだ。
 宮沢りえの声の出演もよかった。この話は中将姫の話と同じ。宗教心の厚い乙女によって非業の死を遂げた人が救済される。ワーグナーのオペラ「さまよえるオランダ人」も同じ。女性差別しながら一方で女性に救われたいとは、理解に苦しむけれども、それでは文学にもならないかな。