<span itemprop="headline">竜一忌の講演を本に「今こそ〈暗闇の思想〉を 原発という絶望、松下竜一という希望」 小出・京大助教</span>
小出裕章『今こそ〈暗闇の思想〉を 原発という絶望、松下竜一という希望」
http://hiroakikoide.wordpress.com/2013/01/17/imakoso-2013jan16/
2013年1月16日、読売新聞の『竜一忌の講演を本に 小出・京大助教 「今ある電力で生活を」信念忘れない』という記事に小出裕章氏の著書「今こそ〈暗闇の思想〉を」(一葉社)が掲載されていましたので、その記事を転載致します。
=====(引用ここから)=====
中津市出身のノンフィクション作家松下竜一さん(2004年死去)をしのぶ昨年6月の「第8回竜一忌」で、京都大原子炉実験所の小出裕章助教が原子力発電所の問題などについて講演した内容が「今こそ〈暗闇の思想〉を」(一葉社)として出版された。
小出さんによる松下さんへの思いも記されている。(柿本高志)竜一忌は、松下さんの活動を支えた人たちでつくる「草の根の会」(梶原得三郎代表)の主催で、毎年、中津市で開かれている。小出さんは、早くから松下さんのファン。1986年のチェルノブイリ原発事故後、松下さんに招かれ話をしたこともある。
反原発の立場から多くの本を出版し、2011年3月の福島第一原発の事故後は全国各地で講演を続けている。未来の自然環境や生活環境を守ろうと、貧しさにめげず、信念を貫いた松下さんのことを忘れないで、自分なりに生きて行きたいという決意で締めくくっている。松下さんが約40年前「今ある電力で成り立つような文化生活を考えよう」と訴えた「暗闇の思想」について執筆した文章なども掲載されている。梶原代表は「小出さんが講演してくれて、松下さんも喜んでいるだろう。本になって素晴らしい講演だったことを改めて実感した」と話している。本は117ページ、1000円。問い合わせは一葉社(03・3949・3492)へ。(2013年1月16日 読売新聞)
=====(引用 ここまで)=====
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松下竜一さん・・、私はまだ一冊しか読んだことがないのですが、ユーモア溢れる口調で、松下さんの温かい人柄が伝わってくる本でした。
彼は底抜けの貧乏だったのですが、彼の人柄や生き方に魅せられる方は多く、小出先生もその一人と知って、嬉しくなりました。
お二人には共通点がたくさんあります。
以下、wikiです。
松下龍一(まつした りゅういち、1937年(昭和11年)2月15日 - 2004年(平成16年)6月17日 )は、日本の小説家、歌人。大分県中津市出身。大分県立中津北高等学校卒業。主要な作品は、記録文学。よく取り上げられるテーマは、時流に屈することなく生きた誇り高き人々。初期の代表作は、『豆腐屋の四季』。
評価 [編集]
短歌集『相聞』に編まれた甘美な歌や叙情的・私小説的な青春期の作品から出発し、むくわれぬ人や不屈の生涯に焦点を当てた格調高いノンフィクション小説を書く。
実生活では、先駆者として、未だ確立されていない人権の一つである「環境権」を生活者の視点から掲げる。エッセイにおいても、郷土の自然を愛することと、日本に生きる人の将来を憂うことが実は近しいことを、誠実にユーモアを失うことなく訴え続けた。
エピソード
「中津の自然を守る会」を結成し、事務局長として行動を始める。
この1972年(昭和47年)当時、豊前火力発電所建設反対運動につながり、九州随一の大企業である九州電力に反旗を翻す行動により、地元では奇人と見なす者が増えた。また、「草の根通信」を創刊する。この月刊誌は、「豊前火力絶対阻止・環境権訴訟をすすめる会」の機関誌として始められたが、のちにいうミニコミ誌としてテーマを拡げながら30年以上に渡り、松下の没後、380号で休刊になるまで刊行され、「環境権」ということばの浸透に欠かせない役割を果たすことになる。
人間の生き方を教えてくれる松下竜一さんの本も併せてどうぞ。
参考までに・・・
6月16日 小出裕章さんの講演「『暗闇の思想』から学ぶ」(第八回竜一忌 )
2012年8月20日6月17日 電気が足りる、足りないとの議論とは無関係に『原子力は使ってはいけない』という決意をしなければならない 小出裕章(大分合同新聞)
2012年6月17日▼「原子力廃絶できる」京大の小出助教が講演【大分のニュース】- 大分合同新聞
http://www.oita-press.co.jp/localNews/2012_133989873653.html
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反原発運動に深く関わった中津市の作家、故松下竜一さんをしのぶ「第8回竜一忌」が16日、中津市内で開かれた。松下さんと交流のあった京都大学原子炉実験所助教の小出裕章さんが、福島第1原発事故の深刻な被害状況を説明し「原子力は廃絶できる」と強く訴えた。
テーマは「反原発」。小出さんは原発事故がまだ収束していないことや東日本の広い地域が放射線管理区域にしなければならないほど汚染されている現状を指摘。大飯原発(福井県)の再稼働について、「政府は電力が足りないと国民を脅しているが、全くのうそ。国が発表するデータからも電力は足りていることが分かる」と述べ、太陽光など再生可能エネルギーへの移行を求めた。
松下さんは「電力がとめどなく必要なのだという現代の絶対神話から打ち破らねばならぬ」などとした「暗闇の思想」を掲げた。小出さんは「電気が足りる、足りないとの議論とは無関係に『原子力は使ってはいけない』という決意をしなければならない。時間をかけて人々の意識を変え、社会構造を変えていく必要がある」とした。
リレートークでは、全国から集まった松下さんの知人やファンが、各地での反原発運動の状況、松下さんへの思いなどを語った。
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http://www.oita-press.co.jp/localNews/2012_133989873653.html
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反原発運動に深く関わった中津市の作家、故松下竜一さんをしのぶ「第8回竜一忌」が16日、中津市内で開かれた。松下さんと交流のあった京都大学原子炉実験所助教の小出裕章さんが、福島第1原発事故の深刻な被害状況を説明し「原子力は廃絶できる」と強く訴えた。
テーマは「反原発」。小出さんは原発事故がまだ収束していないことや東日本の広い地域が放射線管理区域にしなければならないほど汚染されている現状を指摘。大飯原発(福井県)の再稼働について、「政府は電力が足りないと国民を脅しているが、全くのうそ。国が発表するデータからも電力は足りていることが分かる」と述べ、太陽光など再生可能エネルギーへの移行を求めた。
松下さんは「電力がとめどなく必要なのだという現代の絶対神話から打ち破らねばならぬ」などとした「暗闇の思想」を掲げた。小出さんは「電気が足りる、足りないとの議論とは無関係に『原子力は使ってはいけない』という決意をしなければならない。時間をかけて人々の意識を変え、社会構造を変えていく必要がある」とした。
リレートークでは、全国から集まった松下さんの知人やファンが、各地での反原発運動の状況、松下さんへの思いなどを語った。
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転載元: mimiの日々是好日