riboni5235’s diary

英国庭園、ミュージカルファン、親子・ペアのアメショー3匹と暮らしています.バラ栽培アンティークも大好きです。よろしくお願いします!

<span itemprop="headline">花森安治の言葉2</span>

ぼくらの努力は
ほんの大海の一滴みたいなものかも知れぬが、
くたびれず、あきずに
やっていくうちには、
お互いに成長して、一人ずつが
自分で物をかんがえていくようになる。

とにかく、
あんな太古原始の時代から、
人類は武器をもちつづけてきて、
ついに核弾頭まで、来てしまったのである。
まったく、バカもいいところだ。
なにが万物の霊長だ。

星一つの二等兵のころ 教育係の軍曹が
突如として どなった
貴様らの代わりは 一銭五厘で来る
軍馬はそうはいかんぞ
効いたとたん あっ気にとられた
しばらくして むらむらと腹が立った
そのころ 葉書は一銭五厘だった
兵隊は一銭五厘の葉書で いくらでも
招集できる という意味だった

貴様らの代わりは 一銭五厘で来ると。
どなられながら 一銭五厘は戦場を
くたくたになって歩いた
へとへとになって眠った
一銭五厘は死んだ
一銭五厘は けがをした 片わになっった
一銭五厘を べつの名で言ってみようか
<庶民>

ばくらだ 君らだ

(ドラマ等では役場の人が召集令状持ってきますが?
二等兵より大事にされた軍馬ですが戦場では哀れだったようです。
馬や牛、猫や犬までが供出させられて
放射能被災地の動物も哀れでたまりません、将来の自分の姿かも)

地球上の、すべての国、
すべての民族、
すべての人間が、
一人残らず亡びてしまうまで、
ついに武器を捨てることができないなんて。
僕たち、この人間とは
そんなにまで愚かなものだとはおもえない
僕は人間を信じている。
僕は人間に絶望しない。