riboni5235’s diary

英国庭園、ミュージカルファン、親子・ペアのアメショー3匹と暮らしています.バラ栽培アンティークも大好きです。よろしくお願いします!

<span itemprop="headline">ぼくらは「美しい国」でなく、とんでもなく「怖ろしい国」に住んでる</span>

日本政府は今まで何をしてたんだろう…

イスラム国による日本人人質事件で、今、日本政府が慌ててる…
というのは、誰がみてもわかると思います

そんでも、素朴に考えて、日本人のうちの一人は「昨年の8月」にイスラム国に拘束されてたし
もう一人だって、去年の11月から家族のもとに
イスラム国からの「脅迫メール」が届いていたというんですから
「日本人(二人)がイスラム国に拘束されている」ということは、
もう、ずいぶん前からわかってたコトなんです

にも関わらず、日本政府は今、イスラム国との交渉ルートを確立できていない…なんてことをサラッと言うてるわけですけど、これって、
「日本人がイスラム国に拘束されてる(=命の危険があるという)のに、 今までいったい何してたん?」という話やないですか

(去年の10月から連絡ができなくなった人に関しては、日本政府が意図的に 情報を隠蔽してた可能性があるし)

日本政府は、日本人二人がイスラム国に拘束されている事実を知りながら、安倍はエジプトを訪問して「イスラム国と戦う国への支援」を表明し、さらにはイスラエルを訪問してネタニヤフとがっちり握手する…という、相手からみて「挑発」としか受け取れないような「愚かな真似」をした結果として、今回のイスラム国のビデオ公開が出てきたといえるので、今回の事態を招いたのは、明らかに「安倍の責任」だと思います


なのに、「テロには屈しない」の一点張りで、仲介役を買って出てる日本人に依頼することもなく、「未だイスラム国との交渉ルートは確保できていない」と言うだけなのは、まったく、政府の責任…というか、安倍という極めて愚かな総理大臣が自ら招いた責任を放棄しているも同然です

自国民の生命さえ守ろうとしないのなら、いったい何のために「国」が存在するんでしょう

安倍が唱えていた「美しい国」というのは、「自国民を見殺しにする国」なんでしょうか

こんな愚かな人物がこの国の舵取りをしている…
そういうことを、ぼくらは今一度、真剣に考えてみるべきやと思います

※この件に関するtweetで、気になったものを挙げておきます
平和憲法を平和ボケだとかお題目唱えてろとか言う人達は現場のこの切実な安心感はわからんのだろうな
「単に日本人だから命拾いしたことが何度もあった。憲法9条は日本に暮らす人々が思っている以上に、リアルで大きな力で、僕たちを守ってくれているんです」(アフガンで医療支援続ける中村哲さん
 
言うまでもなく、安倍をはじめとする自民党や維新の会は、その9条を捨てようとしてるんです

国民が外国で拉致されたら、拘束されるに到った事情・理由はいっさい問わずに救出しようとしなければ、国家というものが存立する理由を自ら否定することになっちゃうんじゃないですかね。
はい、その通りです

もし人質が帰って来たら、「お帰りなさい」って書いたプラカードもって空港に迎えに行きたいな。イラク人質事件の時はひどいことを書いたプラカードを掲げる奴も居たらしいから。命拾いしてやっと帰って来た祖国がそんな国だなんて、悲し過ぎるだろ。
はい、悲しすぎます

おそらく再び自己責任論が利用される。実は、イラク人質事件の時、「無事に救出して! 」「家族を励ましてあげて」というFAXの方が、バッシングのそれよりずっと多かったと、下村健一さんが映画『ファルージャ』の中で語っています。マスコミは面白い方だけを煽ったと。同じ轍を踏んではいけない。
この国のメディアの「扇動」には、気をつけたいものです

日本人のナショナルアイデンティティーは「同胞を助けに行こう!」というポジティブな方向には向かわない。「日本人ならこうしろ」と同調圧力をかけるのにナショナルアイデンティティーが利用されるが、何か問題を起こした同胞に対する態度は異様に冷たい。昔の村八分の名残りか。
「日本人なら」という言葉は「死語」にしなければなりません…

(だって、こんな言葉、意味不明ですから)

NEWS23に常岡浩介。 「イスラム国との繋がりがあるのは日本で自分と中田考だが、政府はメンツもあるのかまったくコンタクトがない」とのこと。
日本政府(≒安倍)にとっては、「日本人の命」よりも「自分たちのメンツ」の方が大事なんだそうです…

(と言っても、ぼくには、安倍に「失うようなメンツなど、はなからない」と思ってます)

国家に見捨てられて殺された国民が居たんだ。小泉はたった一言、電話で言った。「自衛隊は撤退しない」と。彼を助けて欲しい。そのために何ができるか。そんなことは一言も口にしなかった。国の政策のために24歳の若者が見捨てられ、殺されたんだ。忘れるな。
2004年、小泉政権下で、自衛隊イラクへ派遣(派兵)されたことがありましたが

それに抗議し、自衛隊撤退を要求するグループが日本人を人質にしたことがありました

あの時、小泉は自衛隊を撤退させず、その結果、日本人は殺害されてしまったのでした

その一方で、同じように他の武装グループに身柄拘束されたフィリピン人はフィリピン政府がイラクからフィリピン軍を撤退させたことで、解放されたんです


今、日本政府は「テロリストとは交渉しない」「テロには屈しない」の一点張りですけども

そういう頑なな態度を取る背景に、(そうするよう求める)「アメリカからの圧力」があることは明白です


日本もフィリピンも、アメリカの要請(…というか、圧力)でイラクに軍隊を派遣しました

そんでも、フィリピン政府は「アメリカの圧力」よりも「自国民の命」を優先して軍隊を撤退させて、人質を救ったんです

それとおなじことが、どうして日本政府にできないんですか

どうして、そこまで「アメリカの圧力」を優先しないといけないんですか


自国民の命より外圧を優先するなら、国家などいらない

そんな国家に存在価値などない

ぼくらは「美しい国」に住んでるんじゃない、とんでもなく「怖ろしい国」に住んでる

ぼくはそう感じてます


転載元: mimiの日々是好日