<span itemprop="headline">ここまで来て、何故川内原発を停止せず、伊方原発を再稼働させようとするのか、原子力マフィアの頭は正常な判断能力をすでに失っている。しかし、それには理由がある。......小出 裕章</span>
イコマレイコ様FBより転載させていただきます。
Koide Blue / 原子力マフィアが得た異常な教訓
天災は忘れた頃にやってくる。...
今回の熊本、大分での地震も、ある日突然やってきた。
それも、本震、前震、余震の区別もつかないまま、人々は翻弄され、命を落とした。
今回の熊本、大分での地震も、ある日突然やってきた。
それも、本震、前震、余震の区別もつかないまま、人々は翻弄され、命を落とした。
地震の予知などできた試しがない。
日本は世界一の地震国で、いつ、どこで地震が起きても不思議でない。
それなのに、５８基もの原発を立ち並べてしまった。
すでに福島第一原子力発電所が東北地方太平洋沖地震に襲われて破壊され、いまだに収束の気配さえ見えず、２０１１年３月１１日に発令された原子力緊急事態宣言は、５年以上たった今なお解除できない。
１０万人を超える人々が生活のすべてを破壊されて流浪化したままだし、１００万人単位の人々が赤ん坊も含めて「放射線管理区域」にしなければならない放射能汚染地に棄てられたままである。
それなのに、九州電力・川内原発は再稼働され、四国電力・伊方原発も再稼働されそうである。
今回の熊本・大分での地震は、日本最大の活断層である中央構造線の一部で起きており、震源がもう少し南に動けば川内原発に、もう少し東に動けば伊方原発の近くが震源になる。
原発など即刻廃絶しても日本の電力供給に全く支障がないことはすでに事実として示されており、ここまで来て、何故川内原発を停止せず、伊方原発を再稼働させようとするのか、原子力マフィアの頭は正常な判断能力をすでに失っている。
しかし、原子力マフィアが得た教訓は、「どんな悲惨な事故を起こしても、誰一人として処罰されず、電力会社も倒産もしない」というものであった。
原子力マフィアは誰一人として福島第一原発事故の責任をとろうともしなかったし、処罰もされていない。
加害者にきちんと責任を取らせることができなければ、次の事故を防ぐこともできないことを、今の動きは示している。
転載元: しあわせの青い鳥
