riboni5235’s diary

英国庭園、ミュージカルファン、親子・ペアのアメショー3匹と暮らしています.バラ栽培アンティークも大好きです。よろしくお願いします!

<span itemprop="headline">ベルリンフィルとこどもたち</span>




 

 コレは立派な教育映画だ。映画館では見逃したけれどBSで放送があった。BSでも映画舘と違い演奏場面にカットがあるそうでエーッである。

 ロストボーヴィッチの「人生の祭典」の前に上映していたのに朝早くて観ることが出来なかった。メジャーなのは同じ映画をあちこちで上映してるのに良心的な映画はこんなのばかり。

 ベルリンフィルといえば「パフューム」の音楽が素晴らしいと思ったらサイモン・ラトル指揮だった。彼でさえ「生存かけた闘いだ。危機だけれど芸術は水のように必要なものだから」と。


 この映画、年齢は8歳ぐらいから20歳過ぎの若者まで、人種も色々の子供たち、難民だったり、自分に自信がない250人にダンスを教えベルリンフィルと共演させる。なんて凄い幸運。音楽やダンスは人生を豊かにする。

 ジェイン・フォンダのワークアウトが流行したはるか昔、私もジャズダンスを習い、人生が変わった!
ステップを覚えるのは難しいのだけれど出来るとうれしいし、積極的になるのだ。だから、子供たちにもとても為になる。大昔から人間は踊ったり歌ったりしてきた。沖縄でも盛んだ。

 若いのに体も心も硬い子供たち。自信ないからお喋りや余所見するが黒人の少年はダンス教師の言葉に目が輝く。彼は孤児になってドイツに来たけれど自分の祖国の文化には誇りを持っている。

 ダンス教師のコレまでの歩みも興味深い。「今、悪い方に向かってるようだがが、生き物は命を絶やさぬ努力をしてきた。明るい未来があるように、未来に責任がある、目先の利益で子供の未来を奪っているが立ち戻らなければならない…人と分かち合いたい」どこの国でも同じようなことを考えている人がいるものだ。

 本番の演奏会はほんの少しで消化不良、DVDには特典映像としてついてるのかな。

  勿論、日に2時間も休憩無しで練習してきた子供たちは達成した幸せ感で一杯。友人も自信も目標も出来たのだから。衣装つけて観客に観てもらう快感は一度知ったら忘れられない。