<span itemprop="headline">韓国映画の魅力</span>

以前、テレビで観た「族譜」は日本政府に創氏改名を強制された苦悩描いた作品だった。学校では日本語の強制。子供にせがまれ改名した家長は自殺して先祖にわびる悲劇。
その後韓流ブームで「おばあちゃんの家」「オアシス」「春が来れば」「シルミド」「ブラザーフッド」「酔画仙」[受け取り人不明」「うつせみ」「悪い男」「春夏秋冬そして春」「弓」「サマリア」「スキャンダル」「子猫をお願い」「イルマーレ」「力道山」（格闘技苦手な私がソルの主演だから観る事出来た。イの美しい彼女も同様）
「南極日誌」「大統領の理髪師」「美しい夜・残酷な朝」等沢山の力作を観ることが出来た。


2007/02/14


なぜこんなにのめり込んで私は韓国映画を観たのか。いつもは物分りが良い？次男が私が韓国映画、ドラマ観ていると露骨に嫌な顔する。ネットやマスコミに影響されているのか若い人がこれではとても心配。韓国映画の創り手達は切実な問題（植民地支配、祖国分断、独裁政権、民主化闘争、戦争、兵役など）を抱えていてこれを表現したいのではないか。儲け第一ではこれほど訴える力を感じないのではないか。
昨日、「夏物語」を鑑賞。やはりただのラブストーリーではない。それなのに映画レビューには、はき捨てるような一言のが最初にあり次の人がこれは観てない奴だと。私などまずオペラアリアをガラス越しに聞く純情なヒロインの表情でもう、うるっとなってしまう。あの時代世界的に民主化闘争があった。ドラマ砂時計では光州事件が登場。岩波新書に「韓国からの通信」があった。軍事政権で苦しんでいた韓国が私等、知らないうちに日本より頑張って道を切り開いたのではないかと思う。
好きな監督の一人がキム・ギドク。米軍基地の悲劇描いた「受取人不明」や主役の台詞がほとんどないのに惹きつける「うつせみ」など多数
ヨンジュンがプレイボーイ演じたのでひいていたファンの友人もこの映画の美意識などおこがましくも私が解説したら喜んでくれた「スキャンダル」。どの「危険な関係」より私はよかったですね。貴族の家の調度やかんざし、衣装の配色の美しさ。クレジット最後に分かる真実など人間ドラマとして観たかいあった。