<span itemprop="headline">筆子・その愛 天使のピアノ</span>
石井筆子は明治初期にフランスに留学し、あの平塚雷鳥より早く男女平等論を展開、女子教育に携わった。そんな立派な女性の存在をドキュメンタリー映画「無名の人」(吉永小百合のナレーションで冒頭に筆子の論文が格調高く読み上げられるが早くも涙涙)を観るまで知らなかった。「無名の人」は1月20日にアップしました。ぜひ筆子の感動的な文をお読みくださいませ。
女性史でも出てこなかった。なぜか。鹿鳴館の華とうたわれたお嬢様の彼女が最初の結婚で
障害児を産み、夫の死後、反対押し切り障害児教育(福祉なんて思いも及ばない時代に)を実践した石井と再婚し茨の道を進んだから。
彼女のピアノは今買えば5千万円もする華麗な物。私はアンティーク大好き人間なのでまず
目が釘ずけ。
石井を演じたのは歌舞伎俳優市川笑也。実際の石井氏とやさしい雰囲気が似ている。能楽堂でデズデモーナ等演じたらしいが、映画出演していたのですね。
筆子の忠実なお付きは無名塾の渡辺梓。上手い!
元宝塚の星奈が友人の津田梅子に紛していて懐かしい。
常盤貴子が演じた筆子 特に最晩年の姿が筆子本人と重なった。「赤い月」の常盤はあまり感心しなかったけれど。素晴らしい女性の一代記で彼女にとっても幸せでしょう。