<span itemprop="headline">桜を恋う人 二つの祖国に生きて 2</span>
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07.10
NHKドラマ「ハゲタカ」がイタリア賞受賞。とても興味深かったから忘れられないドラマ。「大地の子」も観ごたえあるNHKドラマでした。朝、ブログを書いていて思い出しました。朱旭さんと「大地の子」の写真は別舘で。TBの仕方やもろもろが違い疲れました。
さて「桜を恋う人」の続きです。
中国人民解放軍に助けられた岩間さんは、小隊長に呼ばれ荷車の護送に当たった。ところがオロチョン族の襲撃に会い捕まってしまう。
その男の父は立派な人で岩間さんをわが子のように教え保護してくれたのだ。 自殺しようとした岩間さんだったが狩猟や馬術を学んだ。
捨て鉢な気持ちだったのが大事な馬の飼育をまかされて、ここでの生活に積極的に立ち向かっていくたくましさを身につけた。
動物や人に頼りにされることは素晴らしいことですね。
働き者の賢い伴侶も可愛い娘にも恵まれた。この天使との別れの記述は女性ならではなのか、涙を禁じえない。
帰国したい気持ちはあっても36年かかってしまった。オロチョン村の建設に貢献、日中国交回復や文化大革命を経なければならなかった。
1979年、帰国して、自分の墓と対面。泣きながら「日本の政府は嘘をつくのがうまい」と思った岩間さん。骨箱に入っていたのは…
母は「典夫は、中国の北の方で生きている」と言い続けて亡くなった。本当だった。
中国残留孤児からよく相談を受けた岩間さんは大勢の孤児を育ててくれた中国人の懐の深さを思い、「生みの親より育ての親」と自分に言い聞かせた。「乳泉村の子供たち」という映画もあった。
82年、妻や娘を伴って帰国。彼をモデルに映画を作るという話には痛い目にあう。制作側の都合で映画は完成せず中国側の投入した資金もそのまま。
坂本龍彦さんも「祖国まで」で岩間さんを書いている。
「大地の子」の主役上川隆が岩間さんのドラマ「祖国」にも主演。マコ岩松、木村佳乃共演。残念ながら知らなかった。