riboni5235’s diary

英国庭園、ミュージカルファン、親子・ペアのアメショー3匹と暮らしています.バラ栽培アンティークも大好きです。よろしくお願いします!

<span itemprop="headline">理想の女と扇</span>



オスカー・ワイルド作の「ウィンダミア卿夫人の扇」がヘレン・ハント、S・ヨハソン出演の映画「理想の女」になった。http://www.movienet.co.jp/movie/opus05/goodwoman/index.html

映画舘では見逃したのだがとてもチャーミングな骨董店主がDVDを貸してくれた。彼女とはいつも映画や美術展の話で盛り上がり最近は買うことが出来なくて申し訳ない。春の買い付けでフランスに行った彼女は扇美術舘(こういうこだわりの美術舘は開館時間も限られるので観るのが難しい。私も美術舘の素敵なチラシだけで観てないのが残念)に行き、扇の本も貸してくれた。下の写真がその一部。エリザベス女王の子供時代の可愛らしい扇も載っている。

 神戸ファッション美術舘は扇のCDロムしか出していなくそれも観に行った時はまだ売ってなかった。後に神戸の骨董市に出店する別の骨董店主が買ってきてくれたので感謝している。

 06年に東大阪市民美術センターで日本が開国後、輸出した扇の展示があつた。京都嵯峨芸術大学所蔵品だがこちらも図録無し。ヨーロッパの美術舘のように写真が撮れたらどんなにいいか。ジャポニズムの流行で日本の職人に注文された扇の数々。子供向けの赤頭巾ちゃんなどの童話主題や豪華客船、モーターボート、祇園祭り、伝統の貴婦人たちの図柄までも楽しく美麗。この後、宝塚花組のファントム観劇に。乗り換えに時間かかりヒヤヒヤだった。

 話が前後してしまったが、映画はアンティーク扇が登場し、その扇の動かし方で微妙な気持ちの伝え方を伝授していた。「真珠の耳飾りの少女」やW・アレンの「マッチポイント」「タロットカード殺人事件
http://blogs.yahoo.co.jp/shishi5235/18715341.htmlにも出演。

雰囲気のあるヨハンソンとハントのこの映画はお洒落で終幕に暖かな気持ちにさせてくれる秀作だ。