riboni5235’s diary

英国庭園、ミュージカルファン、親子・ペアのアメショー3匹と暮らしています.バラ栽培アンティークも大好きです。よろしくお願いします!

<span itemprop="headline">グッドナイト&グッドラック</span>



とても気になっていた本作を録画で見ることが出来た。

映画は白黒でその当時の放送シーンや裏のシーンなどうまく描かれている。だらだら長くないのもいい。

エド・マロー役に扮した『L.A.コンフィデンシャル』のデヴィッド・ストラザーンが渋くてかっこいい。ただ昔の映画には頻繁にタバコ吸うシーンがあり花粉症の私はひいてしまう。マローは肺がんで亡くなっている。

“放送の良心”としてアメリカ国民に愛された、エド・マローはなんと80日間世界一周(56)のプロローグシーンに登場しているそうだ。今度確かめなくては。

ローゼンバーグ事件の芝居を以前見たり広瀬隆の『ジョン・ウェインはなぜ死んだか』1982.12(文藝春秋
クラウゼヴィッツの暗号文』1984.4(新潮社)
越山会へ恐怖のプレゼント』 1984.8 廣松書店
『億万長者はハリウッドを殺す』等を読んでマッカーシズムには興味があった。

アメリカの暗部だが日本はどうか。広瀬によると


 「日本は、

 政治家が能力さえ持てば、悪質な官僚と実業家の行動を規制できる制度を持っている国である。
 まともな政治家を生み出さないわれわれ国民が最も悪質だ、という解釈が、アジアだけでなく、アメリカでもヨーロッパでも国際的な常識となっているのである。」


今でも「小泉を」という声聞くとそういわれても無理なしを実感する。

テレビや新聞も大企業とのつながりがあり信用できない面がある。同じニュースばかり大量に流して視聴者を誘導するので注意が必要である。湾岸戦争時の油まみれの鳥の映像とか、イラク戦争の報道もその影で無辜の子供たちが殺されているのを知らなければならない。

ゴールデンタイムのテレビの馬鹿騒ぎにはうんざり。

以下はヤフー映画より
「“マッカーシー”批判と呼ばれる歴史的事件を背景に、時の権力者に立ち向かった男たちの真実の物語。エド・マロー役には『L.A.コンフィデンシャル』のデヴィッド・ストラザーンがふんし、その相棒役には本作が監督2作目でもあるジョージ・クルーニーが務める。マッカーシーを含む当時の映像を実際に使うために、全編を白黒で撮影したことで、作品に重厚感と臨場感が加わっている。

ウィキペディアより
マッカーシーと彼のスタッフは、アメリカ合衆国政府と娯楽産業における共産党員と共産党員と疑われた者への攻撃的非難マッカーシズムと呼ばれた行動で知られる。これは1948年頃から1950年代半ばのアメリカで起きた特に激しい反共産主義者運動で、そのときメディア、映画産業、政治家、軍隊、そしてその他の場で、共産主義者への共感について疑われた人々は、多くの人が攻撃的魔女狩りと見ていたものにさらされたのだった。




以下はhttp://cinema-magazine.com/new_starlog/star203.htm
シネママガジンより
 ジョージ・クルーニーが次回メガホンを撮る作品は、ある実在したアメリカのニュースキャスターの伝記になるという。そのニュースキャスターが、アメリカの良心といわれたエドワード・マローである。エドワード・マローはCBSラジオのニュースキャスターであり、テレビキャスターの草分けにもなった偉人である。実は、無数のスターたちがチョイ役で出演する「80日間世界一周」(56)のプロローグシーンに登場する案内役こそ、エドワード・マローその人なのだ。
 マローは、1938年、ヒトラーオーストリア侵攻を発取材。感情を抑えての独特のマロー節で、初放送にして、一躍有名になる。以後、マローの現地レポート番組の影響でラジオが急速に普及していく。41年、帰国したときにはルーズベルト大統領のディナーに招かれるほどの歓迎ぶりだった。
 戦後はテレビがすごい勢いで普及。マローはテレビにも貢献。マローの定時ニュース番組は初めて成功した報道番組といわれている。51年にはドキュメンタリー番組「シー・イット・ナウ」を手がけるが、テレビの映像力とメッセージ性を利用した番組として「テレビ・ジャーナリズム」と評され、人気番組となる。54年の赤狩り批判は、FBIにマークされるほどで、テレビ史上の伝説になっている。なお、アメリカで最も信頼できる男と言われたCBSキャスターのウォルター・クロンカイトを育てたのもマローだった。マローのその闘士、疲れを知らない強靱な精神力は、僕らも見習うべきものがある。まさにマローは20世紀マスメディアの神様だった。