<span itemprop="headline">「光州 5.18」(華麗なる休暇)</span>
映画館で前の回が終わるとき珍しいことに拍手が起きていた。
公開を待ち望んでいた「光州 5.18」
映画館で観る方がいい映画。
同じ民族の軍隊が女性・子供・高校生・大学生・一般人に銃声の嵐!
なぜ?!
1979年10月26日、パク・チョンヒ(朴正熙)大統領暗殺事件が起きた。
その翌年に起きたのがこの光州事件。
ユゴ~大統領有故~http://blogs.yahoo.co.jp/shishi5235/21554142.htmlの大統領役の俳優や韓国ドラマでおなじみの女優も出演。
「シルミド」等で大活躍のアン・ソンギは若々しくかっこいい。
役者の友情話で面白かった「王の男」のイ・ジュンギが高校生役で可愛い。
これもよかった「子猫をお願い」に出ていた俳優がヒロイン。
韓国ドラマ「砂時計」に実写が出てきたのだがこの映画は全編デモ隊と戒厳軍との対決を描く。
こんな悲惨な事件が起きる前に何とかならなかったのか。
国内では真相知らされずドイツのマスメディアが世界に伝えたようだ。
殺害された人の数もはっきりしない。2000人とか60人とか。
女性2人が車で市民に闘うよう勧めたのも事実らしい。
冒頭はのどかな緑の田園地帯。
1980年、お金の無い老人をただで乗せてしまう人の良いタクシー運転手ミヌ(キム・サンギョン)は両親を早くに亡くし、高校生の弟・ジヌ(イ・ジュンギ)の親代わりとなって生きてきた。「ミヌは、ジヌと同じ教会に通う看護師のシネ(イ・ヨウォン)に秘かな想いを寄せていた。ジヌを交えた3人で映画を観に行くことに。シネと楽しい時間を過ごしていたミヌたちのいる映画館の外で、学生の民主化デモ隊と戒厳軍の衝突が勃発…。」
ミヌの顔が立派になっていく。
韓国映画ドラマにお約束の笑いを取る役の兄さんやお父さん。
アン・ソンギの退役元大佐。軍人たち、医師、看護士、牧師、教師、母、妻、恋人
いろんな立場の人物が登場しよく描いていると思う。
愛情深い韓国の人たちの鎮魂になると思う。
植民地や軍政下で大変苦労した隣国の人々の苦しみ悲しみを理解したい。
そして民主化成し遂げたことに拍手したい。
「韓国からの通信」の時代とはなんと異なることか。
一方、日本の民主主義は進んでないかのようにみえる。
チンピラと自分で言う兄さんも前戦でみんなと闘った。
最後の結婚式の写真(花嫁だけが悲しそうな顔)には誰でももっと生きることが出来たのにと涙するだろう。
小物を使ってのエピソードなども上手い。
この事件についてはhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%89%E5%B7%9E%E4%BA%8B%E4%BB%B6