<span itemprop="headline">朝鮮人戦死者名簿完成</span>

朝日新聞夕刊　　旧日本軍の軍人・軍属としてアジア・太平洋戦争で死亡した朝鮮人２万数千人分の名簿を菊池英昭さんが１０年の歳月をかけて作った。

植民地化で動員された朝鮮人がいつ、どこで戦死したかの全体像を知る貴重な資料で出版される。

旧日本軍の戦死者名簿は厚生労働省が保管しているが家族以外に開示していない。

菊池さんは韓国訪問を重ね、７１年に外務省から韓国政府に渡り、韓国の国立大学や遺族会が持つ「旧日本軍在籍朝鮮人死亡者名簿のコピーを集め一人ひとりの名前、死亡時刻、死亡場所、所属部隊、出身別に分類。

２０代の青年ばかりの戦死者。

「１９４５年、３月１０日、海軍の深川宿舎で１１３人が死亡。東京大空襲の犠牲者である。

いつ、誰がどこで死んだか。ひとつずつ積み上げることで戦争の真実に近ずけるのではないか」と菊池さん。民間人の地道な働きである。菊池さん、お疲れ様です。

私が特に理不尽だと思うのはＢ，Ｃ級戦犯で処刑された朝鮮の方や性奴隷にされた女性たちである。

朝鮮の方のご冥福を祈ります。