riboni5235’s diary

英国庭園、ミュージカルファン、親子・ペアのアメショー3匹と暮らしています.バラ栽培アンティークも大好きです。よろしくお願いします!

<span itemprop="headline">安蘭けい『外伝 ベルサイユのばら ―ベルナール編―』</span>


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久しぶりに宝塚を観劇しました。
安蘭けいさん、綺麗で歌がいいのです。
[解 説]は引用です。
 パリに住む新聞記者ベルナールは、その生い立ちから貴族を憎悪していた。そして革命運動に携わり、「黒い騎士」とよばれる義賊となって、貴族たちをおののかせていた。
そんな中、絢爛たるベルサイユ宮殿の仮面舞踏会に、黒い騎士が潜入した。近衛隊長のオスカルは、黒い騎士の正体を突き止め、ベルナールをとらえるが、彼の言葉の中に真実があると悟り、父将軍たちをごまかした上で、彼を自分の家にかくまう。
ベルナールの看病に当たるのはロザリーだったが、母を貴族に殺されたという似た境遇の二人は、互いに心惹かれて…」

安蘭けいの「エルアルコン」の感想
http://blogs.yahoo.co.jp/shishi5235/23481363.html

70年 代の初演からたびたび上演されているベルばら。
初演は社会的なニュースになったようです。

私が主に見たのは90年代、踊るフェルゼン編とも言われたなつめさん(大浦)の舞台。
大浦さんはダンスはNY公演までされ有名ですが知性、歌唱、演技でこの方以上の人を観ていません。ダンスも玉三郎と同じく一瞬にして世界が変わります。
飛翔感のある素晴らしいダンスです。

90年代はトップのためかフェルゼン編、オスカル編とか、原作からみると?でした。やはり主役はオスカルでしょう。

このマンガが金字塔であるのは池田理代子さんがオスカルという人物を造形したことにあると思います。ヒントになった人物はいたようですが男性でも漫画を読めばは共鳴できるでしょう。

貴族の令嬢なのに男装のキャリアウーマン、しかもルソーなどの啓蒙思想にふれ、その地位を投げ打って民衆側に就くのです。

機関誌の「歌劇」でやりたい役として大浦さんのオスカル、朝香じゅんさんのアントワネットの美しい扮装写真が載っていました。大浦さんもオスカルがやりたかったでしょう!

今回は何と義賊、新聞記者のベルナール編
ベルばらファンならいいけれど、漫画も読まず、今までの舞台見ていない方はおいていかれそう。

ベテラン箙かおるさんが一手に?聞いたことのあるセリフを引き受けて説明する感じです。

90年代の彼女の舞台とベルナール演じていた一樹千尋さんの歌唱、演技力は忘れられません。
お二人とも、トップにはなってないけれどトップ以上の実力です。



この舞台、最後、時間は飛んでナポレオン暗殺計画!

アランの腕がない!

生き残ったベルナール安蘭けいとロザリー遠野あすかの背後にオスカル、アンドレが浮かび上がりあちこちですすり泣き。

私も、、、、、、、と思いましたが我に返るとこれってレ・ミゼラブルのあの場面と同じ、しかもアントワネットとフェルゼンまで登場するとは、ファンサービスですね。

評論家の扇田さんは「レ・ミゼラブル」と「ベルばら」は精神的姉妹
http://blogs.yahoo.co.jp/shishi5235/19637795.html
とうまいことおしゃったけれどこのマネはいかがなものかと、

ファンの方は許されてね。

特にフェルゼンはアントワネットの処刑後、心閉ざし冷たい権力者になり民衆の敵として殺されたので。




安蘭けいさんは私はすぐトップになると思っていた人なのですが道は遠かったですね。
「王家に捧ぐ歌」アイーダは2番手時代でしたが素晴らしかった!宝塚自体も見直した舞台でした。
http://blogs.yahoo.co.jp/shishi5235/19991574.html

カーテンコールで「何回かこの地に来たけれども」と、宝ジェンヌとしては当地は最後のようでした。お疲れ様です。
「赤と黒」も完売で見ることができませんでした。
原作がいいから見たかったのですが。

宝塚は芝居とショーの2本立てでしかも2回公演。一路さんもトップになった頃、激やせしていて心配でした。

今、宝塚に歌えるトップは?

長身だけでトップに?、山売って?

後でベルばら初演のテレビ放送観て初代アントワネット、初風さんの歌に感動しました。さんも。

今とあまりの差です。メイクやスタイルは良くなったかもしれませんが。

初風さんは宝塚BOYS  http://www.takarazuka-boys.jp/
でちょっとアントワネットの歌を歌ってくれました!(T_T)

宝塚BOYSの感想
http://plaza.rakuten.co.jp/ribon5235/diary/200706300000/

宝塚まで通ったのは大浦さんがトップの時だけです。

大浦さんの最近の舞台の感想
http://blogs.yahoo.co.jp/shishi5235/25866915.html

ウィーンで観た「エリザベート」が忘れられなくて日本初演の一路さんの宝塚時代の舞台は観ました。

ウィーンとおなじ様な舞台装置、は無理だとわかってました。



ベルばら 1 http://blogs.yahoo.co.jp/shishi5235/17303267.html
ベルばら 2  http://blogs.yahoo.co.jp/shishi5235/17303384.html
ベルばら2001 http://blogs.yahoo.co.jp/shishi5235/23146918.html
麗しのベルばら占い http://blogs.yahoo.co.jp/shishi5235/24340609.html

ベルばらKidsぷらざ
http://bbkids.cocolog-nifty.com/bbkids/2008/11/post-ac75.html安蘭けい遠野あすかトップコンビの対談があります。

漫画ベルばらKidsは朝日新聞に連載中です。


『外伝 ベルサイユのばら ―ベルナール編―』
原作/池田理代子
外伝原案/池田理代子   
脚本・演出/植田紳爾

ロマンチック・レビュー
『ネオ・ダンディズム!III』―男の美学―
作・演出/岡田敬二