riboni5235’s diary

英国庭園、ミュージカルファン、親子・ペアのアメショー3匹と暮らしています.バラ栽培アンティークも大好きです。よろしくお願いします!

<span itemprop="headline">映画「懺悔」</span>





雑誌世界に紹介されている映画「懺悔」をこだわりの映画館で観た。

あの時代にこんなすごい権力に抵抗する映画を作ったとは!

しかも非常に芸術的。
もちろん、ソビエトの検閲が入るのでお伽話のようにしたり検閲しないテレビドラマとして制作したという。日本で初公開。


ちょうど昨夜、NHKでグリジア爆撃のドキュメントがあった。
http://www.nhk.or.jp/special/onair/090322.html
心ないインタビューにも怒れる。

気候の厳しいソ連の中で本来、楽園のようなグルジアでの今の悲劇。

ロシアへ帰れなくなった妻と娘のいるグルジアの男性は柔道を教えているが会場を3倍に値上げされ路上で教える羽目になる。

プ-チンのロシア、大国、強国であろうとするロシアのもとでは子供たちに悲しい不幸が。日本だってそうだ。国連から勧告受けているのに非人道的な裁判は続いている。

映画の最後の女性二人の会話は深い。


偉大な市長が亡くなった。その遺体が掘り起こされるという事件が起き、ケテヴァンという女が容疑者として逮捕される。裁判で彼女はヴァルラムが自分の両親にした仕打ちを語り、無罪を訴える。

 ケテヴァンの回想の中では、いきなり中世の甲冑を身に着けた男が現れ、有無を言わさぬ強権的な態度で彼女の父・サンドロを連行する。彼だけでなく、反政府的とレッテルを貼られたものは皆、甲冑の男たちに連れ去られる。そして、強制労働に付かされた囚人が安否を知らせるために丸太の切り口に名前を刻み、妻子が丸太置き場で名前をさがす。やがてその丸太はおがくずとなってしまう。

Georgia-Film,1984
英題:REPENTANCE
製作年:1984
製作国:ソビエト連邦
日本公開:2008年12月20日
上映時間:2時間33分
配給:ザジフィルムズ
カラー/スタンダード/モノラル



yahoo映画より
ソビエト連邦時代のスターリンによる恐怖政治を彷彿(ほうふつ)とさせる、時代の独裁者に翻弄(ほんろう)されたある家族の悲劇と告発を描く一大叙事詩。独裁者を偉大な支配者と呼び、痛ましい真実からは目を背ける独裁政権のあり方を真正面からとらえた。監督はグルジア映画界の巨匠、テンギズ・アブラゼ。ソビエト連邦崩壊前の1980年代に公開されて話題になり、1987年のカンヌ国際映画祭でも審査員特別賞を受賞。極めて社会性の高いテーマを扱いながら、幻想的で芸術的な描写で観る者に深い余韻を残す作品に練り上げた。