<span itemprop="headline">映画「懺悔」</span>
雑誌世界に紹介されている映画「懺悔」をこだわりの映画館で観た。
あの時代にこんなすごい権力に抵抗する映画を作ったとは!
ロシアへ帰れなくなった妻と娘のいるグルジアの男性は柔道を教えているが会場を3倍に値上げされ路上で教える羽目になる。
プ-チンのロシア、大国、強国であろうとするロシアのもとでは子供たちに悲しい不幸が。日本だってそうだ。国連から勧告受けているのに非人道的な裁判は続いている。
映画の最後の女性二人の会話は深い。
偉大な市長が亡くなった。その遺体が掘り起こされるという事件が起き、ケテヴァンという女が容疑者として逮捕される。裁判で彼女はヴァルラムが自分の両親にした仕打ちを語り、無罪を訴える。
ケテヴァンの回想の中では、いきなり中世の甲冑を身に着けた男が現れ、有無を言わさぬ強権的な態度で彼女の父・サンドロを連行する。彼だけでなく、反政府的とレッテルを貼られたものは皆、甲冑の男たちに連れ去られる。そして、強制労働に付かされた囚人が安否を知らせるために丸太の切り口に名前を刻み、妻子が丸太置き場で名前をさがす。やがてその丸太はおがくずとなってしまう。