riboni5235’s diary

英国庭園、ミュージカルファン、親子・ペアのアメショー3匹と暮らしています.バラ栽培アンティークも大好きです。よろしくお願いします!

<span itemprop="headline">韓国(強制)併合・大逆事件と坂の上の雲(の超問題点)</span>





昨日は久しぶりに講演会で勉強してきました。講師は名古屋大学名誉教授 安川寿之輔さん、「韓国(強制)併合・大逆事件坂の上の雲(の超問題点)

NHKは魅力的な俳優を使い破格の製作費を使い、世界各地でロケを行いながら日清・日露戦争の舞台である肝心の韓国でのロケはない、間違った内容で韓国ではロケなんか出来ませんよね。

しかも、司馬遼太郎の映像化拒否の遺言に反して「栄光」の「明るい明治」を描がこうとしています。視聴率もよさそうなのでさらに心配です。

安川先生には憲法の映画「日本の青空」 でもちょっとお話を伺ったことがある。今、交通費のみもらって全国を講演されています。反論は出ないそうです。安川さんは慶応からも呼ばれて二回講演されています。


福沢諭吉 は問題の人物ですが海外でこれだけ嫌われているとは…
彼がお札になっている限りは日本は信用できないそうです。

前々からアジア蔑視など怪しい面は聞いていました。
それが丸山眞男 などご立派な先生が賞賛していると皆右にならってしまっていたのです。


福沢の「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」というフレーズは、「・・・と云へり」という伝聞態で結ばれていることからわかるように福沢自身の思想を表したものではない(アメリカの独立宣言を借りたことばであった)。丸山氏はこの点をすっぽり落としている。「万人の」という意味では後掲の福沢の天皇制論に見られる愚民籠絡論や、ここでは紹介できないが工場法反対論にみられる貧困市民層に対する蔑視の思想、家父長制的な女性差別論などは、福沢の人間平等論の虚実を示す典型例といえる。こうした福沢の天賦人権論の虚実を精緻な文献考証を通じて徹底的に立証した点で安川さんの研究には特筆すべき価値があると感じた。

勝海舟日清戦争後の新聞談話に「世間は連戦連勝なんぞと狂喜おれど、日本が逆運にめぐり合うのもあまり遠くはあるまいよと結果的に日本の敗戦を予告している。又アジア連帯を主張した。

福沢は自由民権論者を「無智無識」「無頼者」などと非難し馬鹿な国民をたぶらかすためのだましの政治組織として神権天皇制を選択。

又韓国を併吞するのは容易だといい朝鮮王宮占領・旅順虐殺事件、朝鮮王妃暗殺などを隠微・擁護。
工場労働児童の工場法による保護に反対!するなど日本最大の保守主義者で「暗い昭和」の見事な先駆者であった。


もう一つの衝撃が第二に世界大戦での困難な良心的兵役拒否がアメリカで16000人、イギリスで59000人。つまり獄中生活になるのだが。
日本では何と10人に満たない。前にご紹介した三国連太郎、(母親に密告されて戦場へ送られたが自分の銃に球を込めなかった)死亡診断書偽造して兵役を逃れ戦後も戸籍を復活しなかった農民作家、山田多賀市トルストイの平和思想に学んで拒否した北御門二郎を除いてわずか。

憲法9条の国にふさわしくその思想をつたえる教育実践が望まれる。

福沢は同時代人からは「ほらを福沢、嘘を諭吉」、「朝鮮処分に関していたずらに無鉄砲之大馬鹿論を唱え」などと非難されている。


以下は安川先生を呼んでくれた西光之輔さんからのメールです。

  『 地図の上 朝鮮国に くろぐろと墨をぬりつつ 秋風を聴く 』

1910年、日本中が「韓国併合」万歳にわいていたさなか、石川啄木
詠んだ詩です。
司馬遼太郎はこの時代を「明るい明治」として「坂の上の雲」という小説
を書きました。NHKはこれをドラマにして、昨年から3年間かけて放映
します。司馬は「明るい明治」に対して、敗戦前の昭和は「暗い昭和」だ
といい、そこに断絶があるといいます。本当でしよぅか。

安川さんは「明るくない明治」が「暗い昭和」につながっていると主張します。
戦後、もてはやされた丸山真男も明治は「健全なナショナリズム」の時代
とし、昭和は「超国家主義の時代」と言います。
安川さんは、これは司馬と同じ間違った史観だと批判しています。

1910年は、日本の最初の社会主義者 幸徳秋水ら12名が、「天皇暗殺」
を企てたとデッチアゲられて絞首刑にされた年です。
明治の思想界においては、福沢諭吉が、欧州諸国にならって日本も朝鮮、
中国に侵出して植民地にするべきであると主張していました。

1905年、伊藤博文は軍隊を引き連れて朝鮮王宮へ乗り込み、強引に日本の
保護国」にしました。その5年後の「韓国併合」への道すじをつけたのです。
福沢諭吉伊藤博文が日本の紙幣の肖像になっているのは何を意味して
いるのでしょうか。
安川さんの講演を聴いてそのことを考えてみたいと思います。