riboni5235’s diary

英国庭園、ミュージカルファン、親子・ペアのアメショー3匹と暮らしています.バラ栽培アンティークも大好きです。よろしくお願いします!

<span itemprop="headline">小さな村の小さなダンサー</span>



   


ちょっと滅入ることもあったので
ミュージカル誌の萩尾瞳 さんが面白いと書いてあったので観ました。
この題名以上の映画です。

イギリスの「リトルダンサー」や中国の「北京ヴァイオリン も好きな映画で、そのようなものかなと思いましたが。

バレエを観たこともなかった農村の少年が選ばれて世界的なダンサーになるまでの話。自伝がベストセラーになったと言うのも知らなかったのですが非常に感動しました。

貧しいけれど両親の愛情一杯に育った少年の学校にお偉いさんが将来のダンサーになれそうな子供を探しに来ました。
誰もいないと帰ろうとするのですが少女のような教師が彼を勧めます。

少年は家族や村人との記念撮影をして北京に旅発ちます。

彼は初めから優秀だったわけでもなく、夜中にホームシックで泣いてしまう少年で教師からも重要視されていませんでした。

そう言えば、ブログ友の中に中国の留学生の方がいて 専攻する学問の内容は上から決められた と聞いて現代でもそうなのかと驚いたことがあります。

今、日中はトラブっていますが国の鍋の中で踊らされて 危険な方向に行かないようにしてもらいたいです。

文革の映画では 芙蓉鎮が印象的です。文革は残酷です。
(ふようちん) 1987年製作・中国・165分・カラー. 監督・謝晋(シェ・チン)、原作・古華(クー・ホー)が1981に発表した小説 「なんとしてでも生き抜くんだ、豚のように生き抜け、牛馬のようになっても生きぬけ」 ...

それでも理解ある教師の元で修練を積み、「ジゼル」を要人の前で踊ります。毛沢東夫人の江青 (こうせい/ジャン・チン)!

レコードチャイナによると中国建国60年記念ドラマでは賢妻として描かれたそうです。

彼女は毛沢東の4番目の夫人で、文化大革命では「四人組」の1人として権勢をふるった悪名高き女性。毛の死後に逮捕され、最後は獄中で自殺を遂げた。

権力を握った女性は必要以上に悪女として語られてきましたから。

則天武后(そくてん ぶこう)や清代の西太后 が有名。
最近田中裕子が西太后を演じました。西太后の写真に雰囲気がそっくり。さすが。
明治大学文学部演劇学科卒業。卒業論文は「女優論」
ジュリーとのデュエットがネット上にあります~♪

この映画の中で江青は踊りはいいがと、西洋のバレエは感心できないと銃を持って革命を進めるバレエを奨励します。

そう言えばありましたね。文革バレエ」

一方、リー少年に理解のある教師は体制批判したとして飛ばされてしまいます。その教師がこっそり渡してくれたビデオを内緒で仲間と観るシーン。

バリシニコフ、やはりいいですね。うまいダンサーは観る人の心まで飛翔させてくれます。オペラ歌手のアリアも陶酔ものです。

ヌレエフやバリシニコ 音楽家の亡命はニュースになっていました。

青年に成長したリーはアメリカに研修で行くことになります。
国では堕落した資本主義と教えられてきた青年はそのギャップに驚きます。

彼の亡命を阻もうとする中国大使館とのスリリングな攻防!

当然、彼は故郷の家族を思い悩みます。両親の家にも押し掛けてくる役人に、

お母さんが「国が私たちの大事な幼い息子を奪った野田」と怒り出す場面に歯拍手したいくらいでした。

最後の場面も誰でも感動出来ると思います。
素晴らしいバレエシーンも楽しめます。






天才バレエ少年リーは、毛主席のため、家族のため、踊る。一度もバレエを見たことない少年が、大きな夢に向かっていく奇跡の実話。

cinematoday
チェック:オーストラリアでベストセラーとなった、リー・ツンシンの自伝を映画化した感動作。中国の貧しい村出身の少年が幼くして両親と別れ、バレエダンサーとしての才能を開花させる過程をドラマチックに描く。本作の主演を務めるのは、バーミンガム・ロイヤル・バレエのプリンシパルであるツァオ・チー。その母親を、『四川のうた』のジョアン・チェンが演じている。激動の時代を歩む彼の人生の変遷とともに、その並外れた踊りにも息をのむ。

ストーリー:リー(ツァオ・チー)は1961年、中国・山東省で7人兄弟の6番目の息子として誕生する。彼は11歳で親元を離れ、北京の舞踏学校でバレエの英才教育を受ける。やがてたくましい青年に成長したリーは、中国を訪れていたヒューストンのバレエ団の主任ベン (ブルース・グリーンウッド)の目に留まり、アメリカでのバレエ研修に参加することになる。