riboni5235’s diary

英国庭園、ミュージカルファン、親子・ペアのアメショー3匹と暮らしています.バラ栽培アンティークも大好きです。よろしくお願いします!

<span itemprop="headline">驚きの大阪府立中之島図書館</span>





電車の窓から初めて大阪中央公会堂を観た時はあれが歴史上有名な公会堂かと、感動しました。

寄付した人が出来上がった頃には、すでに自殺してまった!

株式仲買人である北浜の風雲児岩本栄之助が公会堂建設費として当時の100万円を寄付したことにより、1911年8月に財団法人公会堂建設事務所が設立され、建設計画が始まった。

岩本栄之助は第一次大戦による相場の変動で大きな損失を出し、公会堂の完成を見ないまま1916年(大正5年)に自殺した。

又大きな川を大阪の中心を流れているロケーションが素晴らしいですね。

旧淀川中之島をはさんで北側の堂島川(どうじまがわ)と南側の土佐堀川(とさぼりがわ)に分かれる。

建物は鉄骨煉瓦造地上3階・地下1階建て。意匠はネオ・ルネッサンス様式

内部の写真は次回。





東洋陶磁美術館やバラ園は訪れても、大阪府中之島図書館は正面玄関が川側に並んでいないので見過ごしていました。




私が観た中で一番華麗な図書館はウィーンにありますがここはなんと重厚な建物でしょう。


中之島図書館の本館(中央部分と1号書庫)は、明治37年に第15代住友吉左衛門氏の寄付によってつくられたものである。
 設計は住友家の建築技師長であった野口孫市氏により、日高胖氏が技師として参加した。外観はルネッサンス様式を、内部空間はバロック様式を基本としながら、優れたデザイン力による格調の高い建築である。コリント式円柱に支えられる正面はギリシア神殿を、ドーム状の中央ホールは教会を思わせる造りとなっている。
 大正11年に住友家の寄付により日高胖氏の設計で左右の両翼が増築され、ほぼ現在の建物が完成した。
 昭和49年には本館及び左右両翼の2棟が国の重要文化財に指定されている。





さすが重要文化財。荷物はロッカーに預けなくてはならないし、敷居が高そう。

それでも撮影許可を貰って‥





 中央ホールギャラリー上部のフリーズ(中間帯)には、本館を新しい八聖殿になぞらえて、階段正面上から右回りに菅原道真孔子ソクラテスアリストテレスシェイクスピア、カント、ゲーテダーウィンの八哲の名を記した。




撮影できるのはこの階段室だけです。




図書館内部に入って、中央ホールに見られる巨大な銅板「建館寄付記」の中で、この図書館の寄付者であった住友家15代吉左衛門氏は言う。
「我が大阪は関西の雄府にして、人口百万、財豊かに物殷んにして、諸学競い興る。而かして図書館の設独り焉を闕く。・・・」
 つまり、大阪府は人口も多く、色々な物が揃っていて学問も盛んだが、図書館だけが無いというのである。このあとの文章は、「図書館の建物と図書購入の基金を寄付して微力をつくしたい」と続くのだが、その意気や壮とすべきであろう。




【 2つの彫像 】
 
中央ホールの左右の壁面に彫刻が2つ立っている。どちらも銅製のギリシア風半裸の青年像である。むかって右側の引き締まった表情で前方を注視しているのが「野神像」で、「野性」を表し、左側の「文神像」は広げた書物に眼差しをむけており、「知性」を表現していると言われている。
 この彫刻がおかれたのは、おそらく大正11年の左右両翼の増築の時で、作者は「長崎平和祈念男性裸像」で知られる北村西望氏である







市役所から観た図書館。入り口で絵の集まりの講評をされていました。

枚方のコスモスの絵が良かったです。




バラ園や公会堂内部,北浜のレトロ建築は次回に。