<span itemprop="headline">痛快、ケン・ローチ監督天使の分け前</span>
洒落た題名、これだけで観たくなりませんか。
ウィスキー好きなら御存じでしょう。
久しぶりの映画です、友人が一寸メイクとヘアーセットしてくれたのでもったいないので出かけました。
なんだかアドバイザーのような方でヘアー、メイク、着るものを気にしてくれます。
おりしも日本の高い貧困度が問題になり、今年は25条「健康で文化的な生活を営む権利」のもとで闘った朝日茂生誕100年に当たります。
ケン・ローチ監督は前に観て感心したので公開待っていました。
弱者、労働者階級に対する温かい気持ちがいいですね。
ケン・ローチ(Ken Loach, 本名:ケネス・ローチ/Kenneth Loach, 1936年6月17日 - )はイギリス・ウォリックシャー州出身の映画監督・脚本家。Loachはどじょうの意で、発音はロウチで音引きではない。イギリス空軍に2年従軍した後、オックスフォード大学のピーターズ・カレッジで法律を学ぶ。在学中はコメディ・グループThe Oxford Revueに俳優として参加していた。卒業後、1962年BBC入社、テレビの演出を経て、1968年、『夜空に星のあるように』で映画監督デビューを果たす。しかし、不遇時代が長く、1990年代になって労働者階級や移民を描いた作品を手がけ、ようやく評価が高まった。
2003年、日本の高松宮殿下記念世界文化賞の映像・演劇部門に選ばれた。彼はこの賞のスポンサーが「反動的」メディアであるフジサンケイグループであり、中曽根康弘がバックにいる(当時、主催の日本美術協会会長は中曽根のブレーンとして知られた瀬島龍三)ことも知っていたが、敢えてこれを受けた。ローチはその賞金の一部を、日本のどこか適当な労働運動に寄付したいと考え、人の勧めで国鉄分割民営化に反対したためにJRから閉め出された闘争団に寄付した[1]。ローチはイギリス国鉄民営化で、労働条件の切り下げやリストラに揺れる様を描いた『ナビゲーター ある鉄道員の物語』(2001年)を発表しており、かねてから民営化反対論者であった。ローチは「ナカソネなどからの賞金を受け取って、そのカネをナカソネが進めた国鉄分割・民営化に反対して闘っている人にカンパするってのはなかなかいいよね」と発言した。
ここで悪名高い中曽根が出てくるとは!
イギリスの名匠ケン・ローチが、カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞したドラマ。スコットランドを舞台に、恋人や家族からも見放されていた青年が、信じられる仲間を得たことで前向きになっていく姿を、笑いや涙を交えて描く。ケンカの絶えない人生を送るロビーは、恋人レオニーや生まれてくる赤ちゃんのために人生を立て直そうとするが、なかなかまともな職に就けず、またもトラブルを起こしてしまう。服役の代わりに社会奉仕活動を命じられ、そこで3人の仲間と出会ったロビーは、奉仕活動指導者でウイスキー愛好家のハリーからスコッチウイスキーの奥深さを教わり、テイスティングの才能が開花。仲間とともに1樽100万ポンド以上する高級ウイスキーに人生の大逆転をかける。脚本はローチ作品おなじみのポール・ラバーティ。映画COM
隣の女性が下を向いてしまうような喧嘩の場面も出てきますが、くすくす笑える場面もあり、オークションやテイステングの場面は思わず釘ずけ。
頭いいわね、これなら許せる、って感じにさせられます。
優しい指導者とモナリザも知らないおかしな仲間。
モナリザのバックには当時としては珍しい風景画描かれていますが当時はアルプスの風景は魔物ぐらいにしか思われていなかったそうです。今では風景画やアルプスは絶景だとだれでも思いますが、登れない危険な竜が住む魔の山だとか。
青年に怪我させられた被害者と家族が詰め寄る場面もあります。
貧困による自暴自棄は被害者も自分自身も苦しめます。
主役の青年がまつ毛長く、なかなか良いお顔、清潔感が感じられて選ばれるはずです。
日本の青年もブラックな勤務先に苦しんでる人も多いと思います。こんなお話も元気になれるのではないでしょうか。
追記
このウィスキー工場の案内役の女性がフェロモンバリバリ
ウィスキーの香りを表すことがが海の香りとか、詩的♪
天使の分け前とは自然に蒸発するウィスキーのことで毎年2%、それでどんどん美味しくなるのかな