riboni5235’s diary

英国庭園、ミュージカルファン、親子・ペアのアメショー3匹と暮らしています.バラ栽培アンティークも大好きです。よろしくお願いします!

<span itemprop="headline">「自由を取り戻せ!」ハウステンボスワールドフラワーショー4</span>

blogramランキング参加中←よろしかったら応援お願いします
Breaking Free(「自由を取り戻せ!」)
     
    異色で感心したのがこの庭園です、石原氏も説明されていました。
    マンデラ関係の映画は「遠い明日」やインビクタス/負けざる者たち
    マンデラの名もなき看守を観て感動しました。
     
    庭園解説
    ネルソン・ホリシャシャ・マンデラ、または多くの人から親しみを込めて“マディバ”と呼ばれるその人は、「虹の国」南アフリカの父として知られている。ネルソン・マンデラは、人生、家族、そして自由を賭して、南アフリカを抑圧していた人種隔離体制「アパルトヘイト」と戦った。反アパルトヘイト運動の先鋒だったマンデラは、国家反逆罪で終身刑に処せられ、ロベン島の強制収容場に投獄された。南アフリカの西、ケープタウン沖合に浮かぶ小島の、小さくて寒い独房の中にあっても、彼は強くあり続け、マイノリティーを抑圧する法律から国民を自由にする運動を続けることを誓った。粘り強く交渉を続けたマンデラは、27年後の1990年になってようやく解放された。そして、1994年に南アフリカで初めての民主的な選挙で選ばれた最初の大統領に就任した。大統領として、彼は平和的にアパルトヘイト体制を終わらせ、誰もが平等な民主国家への移行を果たした。彼の功績は国際社会から賞賛を受け、ノーベル平和賞を授かった。何よりも重要なことは、彼が南アフリカにおいて、肌の色に関係なく、全ての国民から信頼されたことにあった。

    この庭は、マンデラが交渉を通じて当時の政権を平和的に新しい体制に移行した、まさに彼が収容場から解放される直前の様子を表現したものである。彼は人々を抑圧したルールを打ち破り、バラバラだった国を一つにまとめた。南アフリカには9つの州があり、庭では9つの壁によってそれを表現した。壁の外側は緑で埋め尽くされ、自由解放後の9つの州の再生と成長を表した。内側には、南アフリカの貧しい地域で家の建材として使われるトタン板を張り、貧困を表現した。しかし、南アフリカの国民は親しみやすく皆生き生きとしている。どんなに苦痛で人々が落ち込むような状況であっても、それを明るく変えることができる。これらのトタン板の壁にも、“Shack Shick”と呼ばれる南アフリカの伝統的な明るく色とりどりな装飾を施した。

    質素な机と椅子は、マンデラが独房の中にいたときの孤独を表す。そしてまた、たった一人の強い意志を持った男によって、世界が変わったという事実も強調している。歩道の上に置かれた足かせは、アパルトヘイトを打ち破り自由を勝ち取った国を象徴するものである。この庭における植栽は、南アフリカ西海岸に見られる典型的なものであり、マンデラが収監されたロベン島に見られる植生を再現した。南アフリカ北西部にあるナマクアランドは、砂漠地帯でありながら、夏のわずかな雨が降った後に無数の花が一斉に咲き乱れ、地球上で最も壮観な風景の一つとして有名だが、これはロベン島でも見られる光景だ。多くの色彩であふれた庭は、南アフリカが「虹の国」であることを物語っている。
     
    たった一人でも世界を替えることが出来る、絶望しないで生きなければと思います。今の日本でも。