<span itemprop="headline">悲惨極まりないのに美しい映画ジョニデのブレイブ</span>
WOWOWで偶然見つけた映画です。
ジョニー・デップが監督・脚本・主演務めたこの映画があるのを知りませんでした。
汚い姿をしてるのにやはり綺麗、悲惨すぎる話なのに音楽が美しい
子供を可愛がる、妻とのラヴシーンも秀逸です。
フィリピンのごみの山を思い出させる
酷い環境で暮らすネイティブアメリカンの家族、
あの水で体を洗うの?飲むの?
米国と言う国はネイティブアメリカンから彼らの国土を奪い、(映画では昔は悪人、どっちが悪いのよ!といいたくなります。)
奴隷としてアフリカから人々を強制連行し
ハワイやメキシコ、今は日本も植民地化。
こんな悲惨な状況の中でも妻はアル中で逮捕歴の有る夫を愛し
家の中のインテリア可愛くしています。
小説では読み書きも不十分な主人公が苦労して契約書を書いたり
銀行口座を開くシーン、
「仕事」の中身が詳しく出てくるそうですが
映画ではそこまでわかりませんが。
でも彼らの置かれている理不尽な境遇が胸を痛くします。
目を覆いたくなるシーンも有ります。
戯曲『ファウスト』のようだと言う方もいます。
最後、主人公は決然と約束の事務所に向かいます。
悲しすぎ美しすぎ、絶対忘れられない映画になりそうです。
ヒットしなかったのが不思議ですが
世の中そう言うものかもしれません。
チャーリ‐とチョコレート工場観た時映画館に数人しかいなく驚愕しました。
好きな映画一杯です。
この伝説をモチーフにしていることは、この映画を非常に奥深いものにしている。ルイスを殺した主人公は、父親のもとに走り、インディアンの慣習に従って瞑想に入り、アイデンティティを確認しようとする。そこで彼が自己のルーツに本当に触れたのかは、 その後に続くドラマで想像がつく。彼は教会に行って懺悔をするが、本当にルーツを発見していたらキリスト教の世界は彼とまったく相容れないものになっていたはずだ。主人公の懺悔で秘密を知った牧師は、彼を救おうとするが自らの無力さを思い知らされる。そこでブルースが大きな意味を持つことになる。ブルース及び悪魔との密約は、キリスト教を背景として救いのない黒人社会に誕生したものだが、 デップはそれをこの映画でインディアンの立場に置き換えてみせる。インディアンの作家シャーマン・アレクシーは、ロバート・ジョンスンの伝説を題材にした映画「クロスロード」をヒントに、ジョンスンがインディアンの居留地に現れるというエピソードが物語の発端になる「リザベーション・ブルース」を書いた。 デップもジョンスンの伝説をインディアンの世界に引き込むことによって、独自の物語を語るのだ。
ボーデウィッチの本によれば、 インディアンの高校生を対象にした90年の調査で、70%がキリスト教徒で15%が無宗教、伝統的な宗教に属すると考えられるのはわずかに6%だという。
1997年5月10日にカンヌ国際映画祭で初公開され、その後タオルミーナ国際映画祭・レイキャヴィーク国際映画祭・キャメリメージ国際映画祭に出品。 カンヌ国際映画祭ではパルム・ドールにノミネートされ、キャメリメージ国際映画祭ではゴールデン・フロッグ賞にノミネートされた。
脚本に参加したD・P・デップはジョニー・デップの実兄であり、ジョニー・デップとプライベートでも仲の良いミュージシャンのイギー・ポップが音楽を担当し、カメオ出演も果たしている。マーロン・ブランドは1972年に『ゴッドファーザー』ではアカデミー主演男優賞に選ばれたが、「映画、TV業界のインディアン民族に対しての扱いが不当のため」を理由に受賞を拒否したことがあり、本作には無償で出演した。