<span itemprop="headline">演劇のお知らせ 西さんからのメール</span>
『親愛なる我が総統』の舞台は、第二次世界大戦終結直後のポーランド裁判所。ナチスドイツのアウシュビッツ収容所初代所長ルドルフ・フェルディナント・ヘースを裁く為、尋問を行っている。ほぼ死刑は確定している状態だ。本作の舞台は「ポーランド政府の尋問室」「尋問室の外にある部屋」のみ。登場人物は4人。ヘース、心理分析官、ポーランドの検事、その部下。本記事はヘースと心理分析官に着目する。
- ヘース:アウシュビッツ収容所初代所長。毒ガスによる虐殺を考案し、膨大なユダヤ人を毒殺(当時の推定犠牲者数は250万人)。捕虜となった今は死刑を覚悟し、反抗的な態度を一切とらず、尋問に淡々と答える。「銃殺よりも毒殺が加害者も被害者も楽だと思った」「総統(ヒトラー)は我々ドイツ人にとって最高の世界観を授けたが、それは間違いであった」と語る。自らを「真面目だけが取り柄」と称す。「お前は人間ではない」と罵倒され続け、己が人であるのか煩悶するが、心理分析官と出会い「我々ナチスもまた人間です」と訴えるようになる。
劇団チョコレートケーキ2014.9.13〉 ... 前半 の主張は、後述する映画『ハンナ・アーレント』とよく似ている。
みなさま 西英子です。
18日の夜は 金曜行動です。
中電本店前 18時~19時 寒くなってきましたので、かぜを引かないように・・
〇 劇団名古屋の秋の公演のお知らせをします。
チラシは13日の講演会で配ります。
1、『紙谷悦子の青春』 あの歴史を生きた青春たちの珠玉の記録!
11月19日(土) 18時~
20日(日) 11時~、14時30分~、18時~ (開場は30分前)
2、『親愛なる我が総統』 あの歴史の真実に肉迫する珠玉の一作!
12月3日(土) 14時~、 18時~
4日(日) 11時~、 15時~
会場は アトリエ・758
料金 一般 各 2000円
中高生 各 1000円
各回定員40名
日時指定のチケットを申込みしてください。
電話・FAX 052-682-6014
携帯 090-1725-9772(谷川)
40席のアトリエ公演ですから、至近距離から観ることができます。
私は一度体験したことがありますが、舞台と客席が一体となって、
私も舞台で演じているように思い、すごく感動しました。
今回は『私たちは忘れない』という強い思いで、2作品が上演され
ます。
いま、起こっている社会問題について、観客と共に考えようとする
演劇は、私にとっていろいろな行動の大きな力になっています。
とても楽しみにしております。
映画「ハンナ・アーレント」
ハンナは特別講義を行う。「アイヒマンは、ただ命令に従っただけだと弁明した。彼は、考えることをせず、ただ忠実に命令を実行した。そこには動機も善悪もない。思考をやめたとき、人間はいとも簡単に残虐な行為を行う。思考をやめたものは人間であることを拒絶したものだ。私が望むのは考えることで人間が強くなることだ」講義は学生たちの熱狂的な支持を得るが、一方で、古い友人たちは、それでも彼女に背を向け、教室を後にするのだった。