二〇一一年三月に起きた
東京電力の
福島第一原発事故から三カ月で、ドイツは
脱原発の方針を決めた。その後に来日したドイツ
連邦議会のエネルギー部会長と面会した際に「どうして遠い日本の事故がきっかけで、
脱原発できたのか」と聞くと「民主主義が育ったから。コンフォーミスト教育をやめた成果だ」という答えが返ってきた。
コンフォーミストとは、順応者とか従う人という意味で、自分の意見を言わずに権力者に従う人などを指す。コンフォーミスト教育は、こうした人間を生みだす教育のことだ。
ドイツは、
ヒトラーを生みだした原因の一つにコンフォーミスト教育があったと考え、戦後はそれをやめたという。それに比べて日本はどうだ。むしろ、戦後に強まったのではないか。
意見を言わずに、ずるずる流されるのは危険だ。安全保障関連法は怖い法律なのに、その怖さが見えていない人が、朗らかに法律を成立させた側に投票してしまっている。でも、いつか怖さが見え、はっとするときが来る。
今すべきことは、きちんとした情報を伝えること。例えば、無関心といわれる人たちは本当に無関心なんだろうか。情報が伝わってないだけじゃないのか。それを「無関心」と名づけることは間違いだと思う。
参院選の結果、
改憲勢力が
議席の三分の二を占めた。しかし、これですぐに
改憲できるわけじゃない。
国民投票があるから、最後は
国民の選択になってくる。権力の側は
改憲の先にある怖さを隠そうとする。私たちは隠せないように情報発信していくことが大事だ。
中日新聞夕刊の紙つぶてに同じマエキタさんの「脱コンフォーミズム」が載りました。
ヘンペルマンさんによるとドイツ国民は敗戦後、戦争を
ヒトラーだけのせいとは考えず
ヒトラーを生んだ社会のしくみ、教育のせいと考えた。
その頃のドイツはコンフォーミズムが教育の主流。
読み書きスペルを間違えず、先生を尊敬し、偉い人の言う通りに働くことを最上の優等生とした
敗戦後、政治と教育はこれを元凶として、生徒も先生も一緒に考える
自分の頭で考えて自分の言葉で質問することをよしとした
これです、私も学生時代に、年号だけのテストが有り何だ、つまらんテストだと思いました。
社会や大学へ行ったらそんな暗記は何の役にも立たない
軍国少女だった母の教科者書やテスト問題見た時もそうでした。
最初の方の
天皇は実在しないし、王朝交代もあるはずなのに勝者の歴史からは抹殺される。
初期の
天皇の方が100何歳と寿命が長いのも変でしょう。
日本だけが
神の国で偉いなんて
恥ずかしい。
自分で考えることが大事ですね。