共産党「現行憲法に抵触」即位礼など欠席 他の主要政党は祝意
共産党は、即位礼正殿の儀など一連の儀式を欠席した。平成の代替わりの際に続き、今回も「儀式が現行憲法に抵触する」と判断した。社民党も衆参4議員のうち3人が欠席した。それに対して、他の主要政党は談話で祝意を示した。
共産党は2004年に天皇制の当面容認に転換。前回は反対した天皇陛下の即位に祝意を示す「賀詞」について、5月の衆参本会議で賛成していた。だが、志位和夫委員長は10日の記者会見で「神によって天皇の地位が定められた(とする)儀式は、憲法の国民主権や政教分離と両立しない。憲法擁護の立場から出席しない」と説明した。
社民党は22日、儀式について「君主制や神道の色彩を強く反映し、憲法上の疑義が残る」とする又市征治党首のコメントを発表した。儀式への出席については議員個人の判断に任せたが、出席したのは吉田忠智前党首のみだった。前回、前身の社会党は党として参加を表明していた。
立憲民主党の枝野幸男代表は談話で祝意を示し「象徴天皇制が今後も安定的に継続していくため、皇室・皇位に関わる重要な課題に真摯(しんし)に向き合う」と強調。国民民主党の玉木雄一郎代表は「本日の即位礼正殿の儀が国民に我が国への誇りと未来への希望、勇気をもたらすことを願う」とコメント。日本維新の会の松井一郎代表も「皇位が連綿と継承されてきたことを誇りに思う」とする談話を発表した。
「皇位が連綿と継承されてきたことを誇りに思う」?
江戸時代の天皇は即位式もあげられないほど貧乏で、明治天皇はすり替えられたかもしれないのに。
天皇の名のもとに侵略戦争を繰り返し、諸国民、自国民を限りない悲劇につき落としたのに、日本人はお花畑、被害受けた諸国民は忘れないでしょう。