玉三郎の白雪姫
俳優祭でおなじみの「白雪姫」が生まれ変わる。
歌舞伎座公演『十二月大歌舞伎』が、12月2日(月)に開幕する。昼の部では『壇浦兜軍記 阿古屋』阿古屋役を、坂東玉三郎、中村梅枝、中村児太郎が交代で勤める。夜の部では、新作歌舞伎『本朝白雪姫譚話』が上演される。注目はそのキャスティング。「昼」に阿古屋を勤める3人が、「夜」に白雪姫(玉三郎)、鏡の精(梅枝)、母・野分の前(児太郎)として共演するのだ。
鏡の精と白雪姫実母の野分の前の対話が面白い。
紗幕を使い、後ろにはずっと演奏家がいるような演出ができればと考えています。そして音楽劇になります。お母さんと鏡は台詞劇でありながら、関係性を舞踊で表現したり。娘の白雪と、美で競おうとする母に、鏡の精が「美が敵わないならば、歌舞音曲で競いましょう」と提案し、梅枝さん、児太郎さん、私の三人でお琴も弾く場面も予定しています。
役者が、舞台で演奏するのはご馳走♪
こびとは、妖精という設定にし、子役の方々に演じていただきます。本当にしっかりした、素敵な子供たちです。劇中で妖精には、モーツァルトのオペラ『魔笛』からヒントをいただいた歌を歌ってもらいます。そして王子様。見たことのない王子様にしようということで、歌之助さんにお願いしました。
歌之助は八代目中村芝翫の三男
フィナーレは音楽劇、クリスマス仕立て。
白雪姫はあまり考えない人のんびり。お弟子さんも大勢。活躍の場を。
その時に考えるのは、自分がやりたいものと、お客様が見たいと思ってくださるもののことです。究極は「お客さんに気持ちのいい時間を過ごしてもらえたら」という思いです。ーー「歌舞伎界のために」は意識されないとのこと、「次世代の育成」についてはいかがでしょうか。縁があったらなし崩しに(笑)。しかし利己的な言い方をしますと、これも「自分の思い」です。本当に人のためになるのだろうか。人のためと思っていること自体が、僭越なのではないだろうか、と感じることがあるのです。ですから今を大事に、出会った人との時間を大事にするだけです。
ディズニーが継母にしたのか、元は実母。
自分の美ばかりに、こだわり最後には鏡の精にも見放される野分の前
白雪姫は鏡に話しかけたりしない。
実子を虐待する事件が後を絶たない。
娘をレイプした実父が無罪になる日本の司法は狂ってる。
やっとの別の事件で妻の連れ子をレイプした継父が
有罪になった。